濱嘉之 「プライド 警官の宿命」(講談社文庫)
世田谷にある駐在所育ちの幼馴染の3人は、長じて父親と同じ道を選び警察官となった
高校卒業後直ぐにコノ世界へ飛び込み、勤務しながら夜学でも学んだ努力家の高杉隆一
エスカレーター式の高校~大学へと進級し、
と遊びで大いに青春を謳歌した社交家の本城清四郎
子供の頃からナニをやらせても優秀で、一浪はしたものの東大法学部へ進みキャリアとして入庁した大石和彦
それぞれの環境・想いは違いながらも理想とする道を求めて、3人は絆を誓いつつ屈辱と栄光と、そして友情の警察物語![]()
警察情報スリラーの第一人者でOBでもある濱による新シリーズの開幕![]()
今回は開幕と言うコトで、それぞれのキャラの紹介&説明と言う感じ
ソレにより各自の警察人生のスタートを語っていて、今後の活躍を期待させる出だしとなっている
世田谷区田園調布・というある意味特殊な環境下に於ける、駐在員の息子という同じ環境で育った幼馴染の3人が、入りは違ったとしても同じ警察という組織に入り、それぞれが目指す道を歩んでいくという大河ポリスストーリー
今回の1stとしては新人時代~ある程度の年齢・階級にまで進んだトコまでが描かれているが、ソコで書かれた事件はハッキリと過去の事件のモデルがあり、読んでいると
「ハハァ~ン、コレはアレね
」
と分かり、ミステリ・事件モノが好きな私としてはつい
としてしまう
今後、3人がどの様な道を歩み進んでいくのかを楽しみにしたいし、過去・現在・未来の事件に対する彼ら(&作者の濱)の活躍・躍動を期待していきたい![]()
また彼らの父親の過去も少しだけ触れられているが、期待され実力もある警察官が何故ずっっと駐在員の位置に甘んじているのか![]()
ソレに対する回答編的なスピンオフ作もあるだろうので、ソチラもファンとしては楽しみ![]()
「警視庁情報官 ハニートラップ」(講談社文庫)
色仕掛けによる諜報活動・所謂「ハニートラップ
」に引っ掛かり溺れ、重大で貴重な情報を流す愚かな要人は後を絶たないッ![]()
国防の危機を招きかねない国家機密漏洩事件を調べる警視庁情報官の黒田純は、漏洩ルートを探る内にこの罠の存在に気付いたが・・・
現代は表に見える形での力よりも、闇で蠢く情報を握ったモノが勝ち残っていく
その為には厄災しか齎さない愚か者は禍根を残さない様に切るしかないッ![]()
の危機管理と認識の甘さを衝く元公安マンによる衝撃的なシリーズの2
「政官財」などの大きな権力の座にいる者程、その威力に酔い溺れてしまうコトがある
そ~した愚か者程、中枢にいたりするので尚更、質が悪かったりする
今作のサブである「ハニトラ」は、ホンとに大昔、ソレこそ神話の時代からある策略だが、今もなお絶大な効果を発揮していると言うコトは、いくら技術が進歩しようとも人間の本質ってヤツは変わらないというコトだろう![]()
モチロン、そんな座に座ったコトも握ったコトも、ナンならソレらの甘い汁のおこぼれをも吸ったコトがない私としては、ソレがどんな感覚なのかは分からないが・・・![]()
やっぱり労せずして甘~~く転がり込んでくる蜜の味は、堪えられないんだろうネ![]()
そ~した本当の実体を目の当たりにしてきたであろう作者の濱には、今後も紙上でバッサばさと斬り討ち果たしていってもらいたいし、現実にコノ様な問題に対処しているであろう警察・自衛隊・内閣調査庁などの皆さんの活躍を期待したい![]()

