染井為人 「正体」(光文社文庫)

 

埼玉県熊谷市で幼き子供とソノ両親3人を残虐にも刺殺した少年・鏑木慶一に下された判決は死刑だったドクロ

一度は罪を認めながらも法廷で無罪を主張したが聞き入れられずに確定したが、詐病を装って脱獄をし世間に消えた・・・

オリンピックの間に合わせる為に急ピッチの突貫工事が続く有明の森・ネット記事を配信するライター・雪深い菅平の温泉スキー宿・山形の新興宗教の説法会・そして我孫子市にある特養老人ホーム

様々な所で姿が散見されたが未だに逮捕に至らず姿形を変えて逃走する彼が求める真実とは!?

哀しき逃避行をサスペンスフルに描く映像化作流れ星

 

 

染井の作品は既に何作がUpしてきたが、いつも何かしらの「暗い影」が主人公にある

きっと作者は心に触れられたくはない闇を抱えてるのだろう・・・

*と勝手に書いたけど、んなコトはなくってあくまで「エンタメ」として書いているんだろうけどネウインク

今作では死刑判決を受けた残虐な・と思われている未成年の死刑囚が脱獄し、1年を経過しても捕まらずに逃げ回っている姿を描き出し、ソノ様々な現場での彼の生き様と関わった・関わってしまった者達の心境とソノ移り変わりを丁寧に描き出し、ストーリーを盛り上げている

600Pを超えるボリュームだが、一気に読ませる力があり、彼が追い求める「真実と真犯人」へと辿り着く迄応援をしたくなってくるグッ

現実世界でも指名手配されながらも長年捕まらずに逃げ回っているモノもいるし、送致段階で逃亡を謀り成功させ、数日間とはいえ「自由の身」となった愚か者も大勢いる

しかし作中での鏑木はあくまで知性的・理性的であるので読むコチラ側にも力が入る

きっと画面で観るだろう熱狂的なファンにしたが我慢できない展開が続くかもしれない・・・えーん

 

 

大下英治 「福田和子事件 魔性・整形逃亡5459日」(新風舎文庫)

愛媛県松山市でホステスとしていた福田和子は同僚女性を殺害し、遺体を山林に埋めた上で逃亡したDASH!

全国に指名手配され、子供を残しながらも、整形・偽名を繰り返し15年のも長きに渡り捜査の網から逃れ続けていたが、時効成立の僅か21日前に潜伏していた福井県で遂に逮捕されたあんぐり

『希代の魔性の女・福田和子』の生い立ちから事件・そして逃亡生活を克明に描いた衝撃のノンフィクション

 

作者の大下は、こ~した事件モノのノンフィクションやドキュメントなどがメインステージで、300を超える著作があるコノ世界のBig Nameの1人合格

時効成立の僅か3週間前に遂に逮捕され、ソノ人生~生い立ち・逃亡生活と整形手術を繰り返し偽名を使い分け別人に成りすました女の哀しい人生を描いている

確かに少女期の生い立ちや遭遇した卑劣な男どもには同情心が湧かないでもないが・・・

しかし福田がしたコトは許されるコトではないし、罪の意識や良心の呵責といった点がないコトでもやっぱり「報いを受けて」当然といった印象を受ける

逮捕から8年後、脳梗塞で刑務所内で57歳の生涯を閉じた・・・お願い

 

よく言われる「事実は小説よりも奇なり」を字で行く逃避行生活は、TVなどでも散々当時報道された

石川に潜伏していた時期には、地元で評判の和菓子屋の若旦那と懇ろとなり遂には「籍を入れる」という話しまで出たほどで、近所の人達も全くアノ女が指名手配犯だとは気づいていなかったという

しかし何時しか疑念を抱かれ、警察が踏み込む寸前に自転車で逃走を図り成功させるなどの「運」も持っていた自転車

コノ頃に近所に住んでいた少年も通っていたらしく

「あの奥さんがそんな人だったなんて・・・信じられません」

と、後にゴジラと呼ばれる北陸のスラッガーもインタビューで語っていたコトもあった野球

 

 

さて・・・

染井の今作だが、前回Upした麻見と同じくアソコでドラマ化されるとのコト

*来月、放送かな・・・モチロン「アレ」ですけどてへぺろ

↑で書いた様に熱狂的なオタクファンがいるJタレなだけに、コレも話題・人気になりそう音譜

いつかナンかの機会で観られたら・といったトコだろうかニヤリ