河合敦 「お姫様は「幕末・明治」をどう生きたのか」(扶桑社文庫)

 

将軍家を始め、公家や大大名の子女たちは、激動・激変の幕末~明治にかけて、どの様に生き、過ごしたのか!?

所謂『お姫様』たちのその後を綿密な取材と資料を豊富にあたり、まとめたシリーズの3作目

大河ドラマで主役となり、一躍人気を博した13代将軍・家定の正室である篤姫や、揺れる徳川家と世情の混乱から生まれた公武合体策により、天皇家から降嫁した和宮・最後の将軍・15代慶喜の正室と側室の行く末と過ごし方・・・

また維新後の紆余曲折の末、北海道に渡り辛酸をなめながら今も「開拓の母」として慕われているお姫様などなど拍手

丁寧な解説とコラムによって余り明かされていない歴史を楽しく感じられる好評のシリーズビックリマーク

 

 

既に河合先生のシリーズは2冊、ココでUpしているが、その続きで今度は「お姫様」に焦点を当てたので、も~コレは当然ながら続きもあるだろうと思われる

今回では、将軍家や公家・大大名から嫁いだ方々がメインに記されていて、とても興味深い

特に大混乱の幕末~維新の時期なので、歴史的には女性・特にお姫様にファーカスが当てられてはいないが、フランスのマリーさんの様な浮世離れした考え方・行動を示しておらず、嫁いだからには殿とお家に文字通り全てを捧げ献身した方々がメインに書かれており、ソノ姿は感動的

かと言って全ての御姫様がそんな御仁とは限らないとも思われるので、次のⅣではそんな勘違いの「日本のマリーアントワネット」がいたら紹介してほしい

『お米がなければお餅を食べればイイじゃないッはてなマーク』と給わるお姫様のその後も知りたい

いるかどうかは分からないけどネ・・・ウインク

 

 

清水義範 「その後のシンデレラ」(祥伝社文庫)

継母の意地悪な姉たちにこき使われ虐げられていたシンデレラは、ある日魔法によって王子様と運命的な出会いをし、最後に結ばれるというHappyな物語・童話だが・・・

でもチョイ待ちッパー

ホンとにその王子様って信じられる結構軽いチャラ男なんじゃないのグラサンハート

立派な美しい娘となった「赤ずきん」ちゃん・成長して現実世界へ舞い戻ったアリス

など、世界的に有名な童話の「その後」を面白可笑しく描く短編集

清水の幼少期の想い出エピなども挿入された「ゆ~もあ」をお楽しみにルンルン

 

ココで清水をUpするのは初めてになる

前のyahooブログでは新作も出てたりしてたので本編・関連でもUpしていたが、ココ1~2年は新作が出ていないので、こ~して関連で挙げてみる

ナニせ前回の河合ちゃんの2作で、調子に乗って徳川家末裔の方々のエッセイを全部Upしちゃったんでネタが、ネ・・・てへぺろ

 

清水は、も~かなりのベテラン作家で作品数もかなり多い

が、メジャーな賞などにはノミネートはされても受賞にまでは至らず、ブレイク・とまではならなかった惜しい作家ショボーン

でも私はかなり好きな作家の一人で、最初に店頭で気になり購入を始めてから40年近くになる

なのでほぼX2持って読んでいる

ゴーストやジュブナイルもので出た後、「パステーィシュ」というラベルが付いたコトにより注目され、以降パステーィシュ・今回の様なパロディを始め、ライトなモノからコメディ・真面目な作品も本来の出自であるSFモノなど、幅広いジャンルで書き続けている

また西原理恵子と組んだ漫画&エッセイ集もシリーズで出ており、コチラも面白い

いずれまたUp出来る日も来ると思うのでまたソノ時にでもバイバイ

 

今作は清水らしいユーモアと諧謔的な視点が交わりあって楽しめる音譜

肩肘張って読むタイプの作風ではないので、気楽に爆  笑ながら読んでほしい作家の一人