黒川博行 「泥濘 ぬかるみ」(文春文庫)

 

歯科医師により診療報酬不正受給事件が起き、大阪府警OB11人が逮捕されたが内8人が不起訴という結果となり、ソノ背後にヤクザ「白姚会」の存在を嗅ぎ付けたイケイケで「喧嘩の星の王子様」コト・二蝶会の桑原は、例の如く建設コンサルタントの二宮を巻き込んでカチ込んだDASH!

問答無用のパンチ!で裏を探る内に、府警OB会の「警慈会」によるオレ詐欺との関与が浮かび、更に現在行方不明となった警察OBまでがいるのを知り、二人は札束の臭いを嗅ぎ付ける

現在では絶滅危惧種のイケイケヤクザと半堅気の『疫病神』コンビが暴れまくるシリーズⅦ爆弾

 

 

映画化やドラマ化もされている黒川の一番メインの人気シリーズも今作がⅦ

条例などにより、存在そのものが犯罪とされているヤクザの中でも、極道の矜持(ビックリマーク)を持って暴れまくる桑原と、建設コンサルタントという一応は堅気だが、父親がヤクザで自分も建設現場の揉め事の処理をヤクザに仲介する≪捌き≫で喰っている二宮が、お互い憎まれ口を叩き合いながらもお互いを利用して、嗅ぎ付けたお札に群がるヴァイオレンスノワール

分厚いが作中の滑り転がる様に交わされる関西弁が面白いので、サクサクっと読み進められるグッ

またどのシリーズも現代社会の闇や犯罪を取り扱っているので、ソコもとても興味深い

 

 

「疫病神」(新潮文庫)

建設コンサルタントの二宮は、建設現場とソコに群がりイチャモンを付けてくる輩を排除する為のヤクザを仲介する≪捌き≫を生業とする、警察からすると「密接関係者」・「半堅気」となる業界人

そんな二宮が関わる建設現場で産業廃棄物処理のトラブルが発生するあせる

解決の依頼をされた二宮は、ソノ現場で捌きを依頼していた二蝶会の桑原と共に事件を探るが・・・

依頼人の失踪や二宮への妨害・果てにはヤクザ同士の抗争にまで発展する

その裏には数十億にも及ぶ巨大な利権が隠されていたクラッカー

今も続く人気シリーズで、後にⅤが直木賞作となる「オオサカン・ノワール」の1st

 

単行本がH9で文庫になったのがH12なので、かれこれ20年以上続く人気シリーズ

だが、作者の黒川は非常に寡作で、しかも他のシリーズや単品も上梓しているので、長く続く割には刊行数はとても少ない

まぁ~ソノ分、中身が濃いんで待つ甲斐はあるというモノ

基本的に展開はコノ1stで既に出来上がっており、桑原と二宮の「疫病神」コンビが事件の裏に潜む札束を巡って暴れ倒すというモノドンッ

世間の常識的な正義は全く行わないが、ソレ故の逆説的な爽快さと弾む会話の面白さは黒川の作品全てに共通しているウインク

 

また普通シリーズ化作品は1つの出版社で刊行されるが、コレに限っては「横断」して出されている

過去8作の内訳は

新潮文庫→1・4

講談社文庫→2

幻冬舎文庫→3

角川文庫→5・6

そして今回の文春文庫→7

という構成

次のⅧはまだ書かれていないので、いつドコから出るのか今から楽しみでしょうがない音譜

 

 

 

今日は好きなTV番組「モヤモヤさまぁ~ず」のDVDの発売日キラキラ

毎週欠かさず録画してて、今回のも全部観ていて録画したのをCDに焼いて保存してあるが・・・

まぁ~コレも欠かさず購入してるのでGetしてきたニコ

 

 

まだ観てないんで、コレからゆっくり観よう~ッとベル