山本甲士 「ひかりの魔女 さっちゃんの巻き」(双葉文庫)

 

重ノ木さちは不登校の生徒達が通うフリースクール小5の女の子

2年前に暴力団の抗争に不幸にも巻き込まれ銃弾を浴びるという不幸な体験があり、怪我も完治し学校に通い始めるが周囲の目や学校側の不適切な対応もあり、今も登校ができない状態ショボーン

そんなトコへボランティアとして謎のおばあちゃんがやってきたベル

そんな「ひかりおばあちゃん」の優しいウソと美味しい料理により、バラバラだった施設の子供たちも変化し始め、心に大きな傷を受けたさちや家族にも笑顔と暖かい気持ちが戻ってきたドキドキ

割烹着姿に手ぬぐいを姉さん被りした優しい『魔女』によるシリーズⅢは今回もハート

 

 

至って普通のおばあちゃん・「真崎ひかり」さんの魅力と造形がナンと言っても素晴らしいシリーズで、今回は1stで起こった事件の被害者だった「さち」を巡る物語

謂れなき偏見と無知・子供故の無垢な残酷さにより大きなトラウマを抱えたさちが、ひかりおばあちゃんの魔法と、ソレらをナンとか乗り越えようとするさちの努力に思わず笑い泣きが・・・

と書くとファンタジー感満載の感じだが、ストーリーは至って普通のエンタメで、魔法とかが苦手で敬遠してる私の様な「オヤジ世代」でも抵抗なく受け入れられるグッ

というか・・・荒み汚れ切っている魂が浄化されるようで好きなシリーズ

このシリーズだけでなく、作者の山本のはかなり読んでいるし、コノⅢを楽しみしていたが、またも出てるのを見逃していて、出たのは’20の10月だったガーン

まだ行きつけの店頭の棚にあったのはLuckyだった拍手

コレも旅の最中とかに読み進めていたが、面白くてアッという間だったウインク

 

 

浪人生の真崎光一は、同居するコトになった祖母・ひかりおばあちゃんの存在が不思議だった??

家族にとっては、ナンの変哲もない普通のおばあちゃんだが、知りありや昔書道教室をしていた関係者から未だに『先生ッ』と呼ばれ、とっても慕われているドキドキ

そしておばあちゃんと一緒に生活していく内に、細々とした問題が積み重なっていた家庭内のゴタゴタが徐々に明るい方向へ変化し始めていくアップ

やっぱり見た目は普通の田舎料理だが、とてつもなく美味しい手作りの料理の数々や、相手に寄り添う優しいウソが、関わりになった人たちを幸せの光に巻き込んでいくキラキラ

 

作者の山本は、以前Upしたコトもあるが、元々は現代のホラー&ミステリチックな面を描くエンタメ系の人だったが、最近のメインは↑のようなハートウォーミングなエンタメ系へとシフトしている

特に「家族」がテーマの作品が多く、読後は爽やかな心持になれるニコニコ

『ドロドロ&トゲトゲ』したのも個人的には好物だが、歳と共にこ~した心穏やかなになれるのもとても響いて好きになってきた

この「魔女」シリーズはソノ最たるもので、今後も暖まり踊る次作以降を楽しみにしたいニコニコ