河合敦 「殿様は「明治」をどう生きたのか」(扶桑社文庫)
明治維新により、ソレ迄の世から一新された明治という時代
藩籍奉還→廃藩置県により、「殿様」としての地位が剥奪され、一応「一市井人」として生きざるを得なくなったその後を、豊富な資料を丹念に拾い上げまとめ上げている
維新の中心となり、新政府のメインの一翼を担う筈だった土佐の山内容堂は鬱憤を貯め酒浸りとなり、朝敵となった会津の松平容保は日光東照宮の宮司となり秘かに過ごし、徳川16代宗家の家達は天皇に信頼される政治家となった![]()
それぞれの殿様の生き方とシンジョウは、波乱万丈![]()
著者の河合は、歴史系のTVなどでも解説やコメンテーターを務めていて、穏やかで親しみやすい語り口で人気がある方
ソノ方が丁寧に資料を辺り、明治維新後の「殿様のその後」を詳らかにしている
まぁ~基本的に大藩の殿は、ソレなりの地位を築き、政治家や官僚として明治政府に貢献している
が、小藩の殿様だと、頼る後ろ盾が小さかった為、一時は農民にまでなって糊口を凌ぐにまで陥ったとか、ソノ辺りが非常に面白いし興味深い![]()
出来れば、そ~した小藩で苦労した方の「その後」が、もっとあれば更に興味を増したと思う![]()
徳川慶朝 「徳川慶喜家にようこそ」・「徳川慶喜家の食卓」(文春文庫)
最後の将軍・15代慶喜の直系の曾孫である著者が、身内であるからこそ知る・分かる・持っているエピソードを軽快に語ったエッセイ集の1&2![]()
家に伝わる秘宝や逸品の数々やひい爺さんのアレコレ、そして徳川家の今と自分の今を綴る1
2では、多彩な趣味で知られた慶喜の「食」に纏わるアレコレを隠すコトなく明かしている
歴史好きな者にとっては興味津々なシリーズ
とにかく、当たり前だがコレが「ご本名」の著者は、シゾーカ産まれでカメラマンをされていた![]()
歴史が好き・詳しくない人でも、例えば名刺を出されたら直ぐに分かるだろう
・・・が、逆に余りにも「らしい」為に、信用されないとかペンネームだと思われるらしい![]()
まぁ~「さもありなん」でしょう
私だってお目に掛かったら信じないと思う
そ~した苦労も抱えながらも、ある種開き直って普通の一般人として過ごしてきたので、ソノ辺りも描かれていて、「世が世なら18代将軍」となっていたかもしれないので、普通ではありえないエピがイッパイ詰まっている![]()
また、シゾーカの方なので、時々コチラのローカルニュースなどに出演されていたコトもあった
とにかく、ソノ「家系図」がスゴいッ![]()
当たり前だが、凄い家系と繋がっているのがナンともッ![]()
*↑では省かれてるが、お母さんは「会津松平家」のお方で、祖母は有栖川宮家のお方


