相場英雄 「ファンクション7」(実業之日本社文庫)

 

朝鮮戦争時に越南し、長じて巨大電子企業の会長となった

 

イ・スーフンには、北に残してきた家族との固い【ヤクソク】があった

北は首領様の野望と理想実現の為に、の大学へテロリストを潜入させ無差別テロを決行する爆弾

日銀出で現在は大学院で教鞭をとる大田原は、その両者から見込まれ事件へ巻き込まれる

日本・韓国・北朝鮮をそれぞれ舞台として、己の様々な生き方が交錯し錯綜し、やがてソレは大きなうねりとなり、更に事件は拡大していくメラメラ

社会派サスペンスにしてヒューマンドラマを相場が描くアセアセ

 

 

単行本として出たのが’07で、文庫化されたのが’11

そして再文庫化され出たのが’21と時代がかなり変わっており、内容もソレに沿って改変・改題された作品なので、南北の情報にしても現在とはズレが生じている

が、ソレでもソレ程の違和感は感じさせず、スケールの大きな作品となっている

多少、ストーリー展開的に「先が読める」部分はあるが、根底に流れる熱いヒューマニズムによって瑕にはなっていない!!

*北の首領様がまだ今の電話君の親父だったりネてへぺろ

デビュー間もない頃の作品でまだブレイクには至っていない時期だが、直ぐに世間の話題を浚う様な作品を発表し続けていて、コノ頃のはソノ「萌芽」が見分されて面白い音譜

 

 

カン・チョルファン アン・ヒョク 「北朝鮮脱出」(文春文庫・上下)

「地上の楽園」との謳い文句に騙され帰国したカンは、9歳の時にナンの謂れもないまま強制収容所へ家族共々送られる

比較的裕福な階層の生まれアンだが、青年になるにつれグレはじめ、気紛れで中国を訪れたのが運の尽きで、収容所行きとなる

ソコは正に「現生の於ける生き地獄」の様相を呈しており、文字通り二人は辛酸を味わう

’92に二人は意を決して韓国へ亡命するが・・・

↑の帯にある通り、一切の報道がなされない実情が掴めない内部の様子を克明に描いた、衝撃のノンフィクションガーン

 

文庫として刊行されたのが’97で、所謂「アジア通貨危機」の頃

日本も巻き込まれたし、2年前には阪神淡路大震災があり、揺れに揺れ動いていた時期

余りココで個人的な「政治的信条」をツラツラ書いてもアレだけど、所謂『左矢印』の連中は好きになれないし、ナンなら嫌悪の感情しか浮かばない・・・ブー

確かに↑の二人の境遇には同情はするが、ソレもある種の「自業自得」じゃないかなと思う

確かに現況だと、反乱・謀反・クーデターを興すのは難しいだろうが、教育とかもあるだろうが、コレ程悲惨な状況で、餓死を待つだけの身なら、撃って出るだけの気概を見せるべきじゃないだろうか

そういったモノもなしに、コレだけ苦しい・厳しいからナンとかしてお願い

は通らないんじゃないだろうか?

コレまでのマスコミに蔓延る左矢印派たちの「化けの皮」が剥がれてきつつあるので、あ~いったプロパンガンダには、も~コチラも騙されない気持ちが必要だと思うパンチ!

 

・・・ただ、↑で描かれている状況は、正に「地獄」の一言で、辛酸を極め過酷・といった通り一遍の言葉では表せられないし、ホンとにソコは「現代世界」なのか??

との呟きが漏れてしまう程ヒドい・・・ドクロ

*尤も最近では、北に劣らず南もアレだけど・・・ムキー