【最強タッグ第9戦TOPIC(その3)】銭山困惑!あのタッグがついに・・・!
舞台上もバックヤードも大波乱が起こった最強タッグ第八戦。
しかし、
実はこの日一番の大波乱は
朝の会場前で
誰にも気付かれる事もなく
一人の男のスマートフォンで起こっていた。
男の名は銭山伊織。
先日の最強タッグ第七戦。
休場するあがぺるより猫村と組んでく欲しいと打診され快諾。見事勝利しピンチヒッターを見事勤め上げた。
その活躍が最強タッグコミッションの目に止まり、本日より最強タッグ参加を視野に入れて参戦する事となった。
そんな大事な日の朝にもかかわらず、スマホの画面を見やる銭山の表情は厳しかった。
『どうしたものか・・・』
ひとりごちる銭山。
と、そこへ。
『お~い!銭山く~ん!!』
今日の現場に蔓延る不穏な空気とは唯一無縁の、底抜けに明るい声が銭山を名を呼んだ。
声の主は磯淵良幸。
第四戦以来の久々の最強タッグ参戦となるプレイヤーである。
『遅くなってごめ~ん!』
『あ、うん』
『今日からよろしくね!』
『う、うん・・・』
『いや~、僕は運がいいなあ!』
『そ、そうなの?』
『そうさ!だって僕、今年は伊織くんみたいな同世代のプレイヤーと組みたいって思ってたんだから!』
『そ、そうなんだ』
『残り物には福があるなんて言うけど、アレは本当だね!』
『・・・』
磯淵が上機嫌なのには理由がある。
去年に続き今年も最強タッグ参戦を希望してはいたが、
(去年はワサダとのタッグ【ワサブチ】で出場)
スケジュールの都合でなかなか参戦出来ず、
(第三戦で組んだ山咲との【海の幸山の幸】)
気がつけばめぼしいプレイヤーはすべてオフィシャルタッグとなってしまっており、
(同じく第三戦で組んだひたかつとの【(仮)】)
このままではパートナーが見つからず参加不能の危機すら感じていた。
(第四戦で組んだ佐藤との【全力少年】)
そこに若手有望株の銭山がプレイヤーとして参戦して来たのだ。
(同じく第四戦で組んだサキとの【おともにゃち】)
それを知った磯淵はすぐさま連絡を取り、今日のタッグ結成を持ちかけていた。
『伊織くんとなら今からでも十分巻き返せるよ!頑張ろうね!』
『う、うん。でもとりあえず今日組んでみて、それからじっくり…』
『わかってるわかってる!さ、行こう!』
待望のパートナー出現に、浮かれに浮かれる磯淵。
かくして銭山&磯淵のインディーズタッグ【日本橋ギャング】が誕生。
この日の第二試合と第三試合に参戦。
いずれも敗北はしたものの、おたくキャラの二人組というコンセプトは悪くなく会場受けも上々。
デビュー戦の第二試合では銭山がMVPを獲得しており、対戦相手が上位陣ばかりだった事を考えれば上出来のデビューと言える戦いであった・・・
のだが
終演後
『・・・・』
会場前には再びスマホを手に思い悩む銭山の姿があった。
と、そこに
『あ、いたいた!』
『伊織く~ん!』
やって来たのは磯淵。
『今日はお疲れさま!』
『あ、うん。ブッチもお疲れさま』
『やっぱり僕の思った通りだったよ!』
『え?なにが?』
『僕たちの相性だよ!もう息ピッタリ!』
『そ、そうだった、かな?』
『そうだよ!おたくキャラもドはまりしてたし!』
『してた、かな?』
『してたしてた!これからコンビネーションを磨いて行けば、最終戦で大波乱起こせるよ!』
『大波乱、ね・・・』
『と言う訳で・・・』
『これから最終戦まで、よろしく!』
手を差し出す磯淵。
『お、おう』
銭山も手を差し出した
が
握手はせず、何かを誤摩化す様に中途半端な指接触。
『い、いえーい』
しかし
『いえーい!!』
そのあからさまな不自然さにまったく気付かず、上機嫌で返す磯淵。
『じゃあまた打ち合わせのLINE送るね!ばいばーい!』
『お、おう。バイバイ』
『さあ~!これからが僕の最強タッグ開幕だあ~!!』
『はは・・・は・・・』
張り付いた様な笑顔で磯淵を見送った後
銭山の視線は再びスマホの画面に戻って行った。
銭山を朝から悩ませていたものの正体。
それはLINEのメッセージであり
そこには最強タッグの行方を大きく左右する内容が記されていた。
以下がその全文である。
『・・・どうすっかなあ』
そしてこの日の夜。
最強タッグコミッションからの正式発表として、
【ハイスクールジュリアナ】より解散申請があり、了承された旨が発表された。
突如起こった銭山伊織争奪戦。
はたして銭山は誰をタッグパートンナーに選ぶのか?
そしてハイスクールジュリアナに何が起こったのか?
※ ※ ※ ※ ※
【ジャムコント最強タッグの詳細はこちら】
◎ジャムコント最強タッグ決定戦-2017-とは
◎開催スケジュール
◎対戦ルール
◎ジャッジとポイントについて
◎オフィシャルタッグとインディーズタッグとは?
◎現在のポイントランキング
















































