【最強タッグ第7戦TOPIC(その1)】ゴシ☆ロリのピンチにあのプレイヤーが緊急参戦!しかし…? | JAM CONTE

【最強タッグ第7戦TOPIC(その1)】ゴシ☆ロリのピンチにあのプレイヤーが緊急参戦!しかし…?

最強タッグ折り返しとなる第七戦の朝。

 

 

試合前のバックヤードで電話を持つ猫村サキの手は震えていた。

 

 

『来れないってどういう事ですか?』

 

電話の相手はあがぺる。

 

 

『前から言ってたじゃない。この日は用事があるから無理って』

『でもなんとか出来るかもって…』

『それがやっぱりどうしても無理だったのよ』

『そんな!じゃあ私、今日はどうしたらいいんですか?ただ指をくわえてライバルタッグがポイントを稼ぐのを見ているだけなんですか?』

『心配しないで。ちゃんと考えてる』

『えっ?』

『もうすぐ私のプレゼントが届くはずよ』

『プレゼント?』

『あっ、もう行かなきゃ。じゃあ今日は頼んだわよ』

『あ、ちょっ…』

 

サキの言葉を待たずに切れる電話。

 

 

『・・・そんな』

 

切れた電話を哀しげに睨みつけるサキ。

 

サキがここまで傷つくのには理由があった。

 

 

前回の第六戦で目下のライバルタッグであるホワイティーブルースの二宮にカッパキャラを勧めて調子を落とさせるという【カッパの呪い作戦】を敢行。

 

 

その目論見は見事に当たり、ホワイティーは一気に調子を落として二連敗。仲違いにまで発展する程の効果を見せた。

 

そして今週、流石に【カッパの呪い作戦】に気付いてキャラを戻して来るかと思いきや、

 

 

タッグ名をホワイティーブルースから【おかっぱ】に変更。本格的にカッパキャラとしてやって行くという、自ら墓穴に飛び込む選択をしたのだ。

 

つまりカッパキャラで迷走している今日が、元ホワイティー現おかっぱの息の根を止める絶好のチャンスだったのだ。

 

 

しかも前回デビューで二連勝を飾って勢いに乗っているClub Jも、勢いを止める為になるべく早く黒星をつけておきたい。

 

 

《どんな用事があるのか知らないけど、こんな大切な日に休むなんて…やっぱりあがぺるさんも自分の事しか考えていないんだ…私の事なんてどうでも…》

 

と、その時。

 

 

『プレゼントをお届けにまいりました~』

 

聞き覚えのある声が。

 

 

『あ、あなたは…』

 

 

『伊織さん!』

『よっ』

 

男の名前は銭山伊織。

 

 

去年の最強タッグ、途中参戦ながらあがぺるとのタッグ【ジャイアントイーター】でそのタッグ名どおり最終戦で大物喰いを連発して大旋風を巻き起こしたプレイヤーである。

 

 

『どうして伊織さんがここに?』

『相棒に頼まれちゃってね』

『え?』

『おっと、今年はもうサキちゃんの相棒だったか』

『あ、あがぺるさんが?』

 

 

『サキちゃんとタッグを組んでライバルチームがポイントを稼ぐのを阻止してくれってさ』

 

 

『!!!』

 

そう。諸事情によりこの日休場する可能性があると気付くや否や、あがぺるは去年のタッグパートナーに連絡を取り、ピンチヒッターをお願いしていたのだ。

 

(サキを忘れていなかったあがぺる)

 

《あがぺるさんは私を忘れていなかった…》

 

 

『そんな訳だから、今日だけオイラとタッグよろしく』

『・・・よろしく』

『あ、ちなみにぺるさんがね』

『?』

『「勘違いしないでよ。タッグを組ませるのは今回だけだからね」』

『・・・』

『「サキは絶対に渡さないよ」ってさ』

『あがぺるさん・・・』

 

 

かくしてサキとあがぺるの元パートナー・銭山伊織のゴーストタッグ【THE マジメ】が誕生。

※ゴーストタッグとはオフィシャルタッグのパートナーが休場したプレイヤーが、ライバルチームの勝利を阻止する事のみを目的に組むタッグ。勝ってもポイントは加算されない。

 

 

迎えた本日唯一の参戦となった第二試合。

 

 

オフィシャルタッグ2チームとの対戦となったが結果は…

 

 

【THE マジメ】勝利!

 

いつものダークなイメージから一変した優等生キャラのサキと、久々のジャムコント参戦とは思えない銭山のパワフルなアクトが見事噛み合っての勝利。

 

 

しかし、それ以上に印象的だったのが

 

 

【おかっぱ】の圧倒的な弱さ。

 

ホワイティーブルース時代の持ち味であったコンビネーションの良さが影を潜めたばかりか、お皿が届いてカッパ完全体となった二宮がカッパの役作りにこだわるあまり、好感度ゼロのただただ不気味な緑タイツのおっさんになってしまっていた。

 

 

これが、カッパの呪いなのか・・・

 

自分で仕掛けたとはいえ、その効果の絶大さに多少のたじろぎを覚えつつも、ワサダ&二宮タッグの蹴落としに成功してご満悦のサキだったが・・・

 

 

それもつかの間。

 

怨讐の炎は既に飛び火していた。

 

その相手は

 

 

Club J。

 

TOPIC.2につづく

 

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