【最強タッグ第3戦TOPIC(その2)】天使か悪魔か?策士・天丸の真意はどこに?
第三戦で動いた三人の男。
磯淵に過去の自分を見て戦いに目覚めたひたかつ。
そのひたかつの誘いを断り、磯淵とタッグを組んだ山咲。
そしてもう一人の動いた男、
ポセイドン橋本。
しかし、厳密に言えば彼は動いたのではない。
動かされたのだ。
ポセイドンを動かしたその男は
ジャムコントきっての戦略家、秋桜天丸。
第三戦終演後のバックヤード、
全体ミーティングが終わり、各々が帰り支度をする中、二人は話し込んでいた。
『天丸さんもそうお考えででしたかあ』
『そうなんです』
『ボクは天丸さんもてっきり勝ち負けが大好きな人だと思っていました』
『とんでもないですよ!僕たち舞台人にとって大切なのはお客さんにお客さんにどれだけ楽しんで頂けるかだけです。そもそも演劇で勝ち負けなんてナンセンスだ』
『でもこの最強タッグは皆勤賞だとお聞きしましたが』
『それなんです。僕が最強タッグに毎年参戦しているのは、この戦いを止めさせたいからなんですよ』
『ほう。その心は?』
『勝ち負けが好きな連中は、勝った者の話しか聞きません。負けたらどんな正論を言っても「負け犬の遠吠え」と鼻で笑って取り合わない』
『なるほど。つまり最強タッグで優勝して大会の終了を訴えれば…』
『連中は勝者の意見を聞かざるを得ない』
『素晴らしい志ですな』
『ポセさん』
『はい?』
『二人でこの馬鹿げた慣例に終止符を打ちませんか?』
『しかし我々の戦歴は芳しくありませんよ?』
確かにこれまで秋桜とポセイドンはタッグ【鶴橋電気店】を結成し、三試合出場するも、
三連敗でいまだ未勝利であった。
『確かにまだ勝ててはいませんが、この数回タッグを組んで確信も持てました。ポセさんとなら同じ目標に向かって戦えると』
『ふむ。勝ち負けにこだわるのは本意ではありませんが…』
『・・・』
『そういう事なら力をお貸しましょう』
『ポセさん!ありがとうございます!』
かくして秋桜天丸&ポセイドン橋本の【鶴橋電気店】が本格始動する事が決定
したのだが。
その数時間後、秋桜は意外な場所に姿を現す。
それは同じくバックヤード。
先週、11月中に8ポイントを取らなければ解散を発表し、そのための作戦会議をしていたゴシ☆ロリのあがぺるとサキ。
その二人の前に
『やあ、優勝候補のお二人さん』
やって来たのは秋桜。
『失せな天カス。お呼びじゃないよ』
『ははっ、相変わらずぺるさんは手厳しいなあ』
あがぺると天丸。
ジャムコントプレイヤーになる前からの顔見知りなのでお互い手の内を知り尽くしている上に、タイプは違えども共に参謀タイプの策略家という事もあり、最強タッグ期間中は緊張感のあるライバル関係になるのが常であった。
『今日はお二人にとってとっても有益なお話を持って来たってのに』
『有益?それは誰にとっての有益なのかしらね?』
『もちろんゴシ☆ロリのお二人に、だよ』
『いい?もう一回言うよ。天カス、失せな』
『いいのかなあ?今この話を聞いておかないと、きっと後悔する事になると思うんだけどなあ』
『失・せ・な』
『残念だなあ。僕とぺるさんの仲だから、いの一番に話を持って来たんだけどなあ』
『・・・』
『仕方ない、他のタッグに持ちかけてみようかな』
『・・・あがぺるさん』
『・・・サキ、わかってる』
『そんじゃあ僕は引き上げ…』
『待ちなさい』
『ん?』
『・・・話してご覧なさいよ』
『・・・そうこなくっちゃ』
ニヤリと笑い、二人に【有益なお話】を話しだす秋桜。
『・・・・』
『・・・・』
『・・・・』
『・・・・』
『!!』
『・・・!』
『!!!!』
『・・・とまあ、こんな話なんだけどね』
『・・・』
『どう?この話、乗ってみない?』
『あがぺるさん・・・』
『・・・』
『まあ今すぐ結論を出せってのは酷だよね。少しだけ考える時間をあげるから、決心がついたら何時でも連絡してよ』
『じゃ、そういう事で』
軽く手を挙げ笑顔で立ち去る秋桜。
残されたあがぺるとサキ。
『あがぺるさん、今の話・・・』
『気にする事ないわ。どうせいつものハッタリよ』
『でも、もし話が本当で、あの提案に他のタッグが飛びついたら・・・』
『・・・』
『私たち、かなり不利になっちゃうんじゃ・・・』
『・・・』
『・・・あがぺるさん、どうする?』
『・・・』
いつの間にか日の傾きかけたバックヤードで、ただ無言で立ち尽くすあがぺるとサキ。
はたして秋桜の【有益なお話】とな何なのか?
そして秋桜の真の狙いはどこにあるのか?
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