「船の旅リポート」(28) その1 | JBジャムのダンスブログ

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お散歩にもはまっています。でもなかなか出掛けることができません。

チャックの「船の旅リポート」 (28)だ。

今回も長いので3つに分けて乗せる。

チャックはコルドバの丘に登るぞ。


「航海記リポート」(28) その1 From Chuck


2月8日(月) 晴


 今朝、ブラジルのリオデジャネイロ港に到着した。今朝は4時過ぎに目が覚めたので、同室の2人の迷惑にならないようにそうっと起きて洗顔し、デッキに出てみた。外は暗くて南十字座が正立して輝いていた。何と沢山の船客がもうデッキに出ていて遠くに見えるコルコバードの丘にそびえ立つキリスト像を見ていた。暗闇の中にポンジアスーカルの三角の丘も薄っすらと見える。本船は、微速前進で北東に進んでいた。キリスト像はフットライトで白く輝いて遥か遠方からも良く見える。デジカメで写真を撮るには暗すぎて無理だが、目を凝らすと両手を水平に拡げて立っているのが判った。


 5時半には水先案内人(パイロット)も乗り込んできて丁度6時にエンジン停止の指示が出た。僕たちは13階の一番上のデッキが開放されたので、そこに移動し明け染めるリオデジャネイロの街の高層建築を船上から見ることができた。ここへは、確か1985年、ヒューストン支店長だった時に機械部のT君と出張してきたことがある。ペトロブラスへのオイルリグのファイナンス案件だったが、あのプロジェクトは上手くいったのだろうか?一寸気になったが、15年も昔の話だ。帰国したら彼にも会いたいものだ。丸紅の事務所は街中にあったが、今でも同じ所だろうか。デッキから感傷に浸っていた。


 今日のオーバーランドツアーの出発は、予定時間より15分遅れて9時半になったので朝は十分時間があったので、臣さんに昨日までの2日分の航海記(27)を送った。今朝は衛星通信の回線状態も良く、一発で繋がった。


 ブラジル国側の入国審査手続きが30分ほど遅れたが、総勢64名が「イグアスの滝スペシャル5日間の旅」に出発したのは結局9時45分だった。今日一日は、リオデジャネイロの市内観光だ。バス2台に分乗して最初に向かったのが1990年代に建造された超モダンな大聖堂で、円錐形をしており内部は中空で四方に素晴らしいステンドグラスがアレンジしてあった。


 その後は、コルコバードの丘の両手を拡げたキリスト像の見学だった。天気は快晴で申し分なく、アプト式の登山電車に乗ってキリスト像のほぼ真下まで約30分間の鉄道の旅だった。電車が山上に向けて登っていくと、時折眼下にリオデジャネイロの街と周囲の海が壮大な規模で広がって行った。最近では、登山電車はスイスでマッターホルンやユングフラウヨッホに行った時乗ったが、それに比べると規模はずっと小さい。山上駅からキリストの像までは約200段の階段だった。眼下には素晴らしい景色が広がっており、遠くの桟橋に僕たちが乗ってきた本船の赤い煙突も見えた。空はあくまでも青く、海も青く、絵葉書の写真そのものだった。下界では40℃の気温だったが、ここでは多少涼しく感じられた。キリスト像の周りは、観光客で一杯だった。写真も随分沢山撮った。


 その後は、昼食で、念願のシュラスコとカイピリーニヤを楽しんだ。シュラスコはブラジル独特の肉料理でウシ、ブタ、鶏、各種ソーセージ類を串に刺して焼き、焼き上がったものをボーイが客席に運び、客の要望に従って切り取って各自の皿に置いてくれると言う焼き肉料理だ。これが滅法美味い。表参道にもブラジルスタイルでシュラスコを食わせる店があり、僕は既に体験していた。カイピリーニヤは、サトウキビから作ったラム酒の一種で、ブラジルのものはカサーシャにライムを絞った汁を加え砂糖で少し味付けしたカクテルである。これが、肉料理にぴったり合ってこれも又滅法美味かった。一杯6US$だった。そこでそのレストランで売っていた同じブランドのカサーシャと1本購入した。本船に持ち帰って皆と飲む積りだ。食べ終わったのが午後4時近かった。


 それから、朝、本船からも見えた「ポンデアスーカル」と言う岩山にロープウェイを2本乗り継いで登った。これまた眼下にコパカバーナの砂浜が広がり、絵葉書的風景だった。

この山の意味は、ポンはパン、アスーカルは砂糖菓子で、砂糖菓子で作ったパンと言う意味だそうだ。言われて見れば、ああそうかと言う形をしている岩山だ。このポンデアスーカルとコルコバードの丘のキリスト像は、リオデジャネイロのどこからでも見えて、まさにこの街のシンボルだ。


 その後、コパカバーナ海岸に隣接するレメ海岸のホテルにチェックインした。今回は元三井物産に勤務しインドネシアとリビヤに駐在していたO氏と同室になった。豪快な人でカメラ、携帯、パソコンなどは一切しないと決めたそうだ。


 夜は、サンバショーの見学だった。舞台では次から次へとカーニバルで着るような弩派手な衣装をつけた男女のダンサーが踊りまわり、今回1週間違いで見ることのできないリオデジャネイロのサンバを見ることができた。ショーが終ったのは夜中の12時過ぎだった。最後は僕たち日本人が皆で舞台に上がり、「上を向いて歩こう」を大合唱した。その後見物にきていた各国の人たちが次々と舞台に上がって、その国の歌を合唱して場を盛り上げていた。


 ホテルに戻り、今日のデジカメの写真をパソコンに取り込んだり、明日のための充電などをしていて、結局寝たのは1時を過ぎていた。明日は、いよいよイグアスの滝を観光するために、飛行機に乗って、ブラジル・アルゼンチン・ウルグアイの3国にまたがるイグアスに向けて出発だ。