パートナーに支えられている女にざわざわする。
それは私が独り身だからだ。
羨ましい。私が選ばなかった人生。
職場の方の奥様が、乳がん治療に入る。
夫は大変懇親的にサポートをする。大変いいことである。
私はそれが腹の底で、気に食わないのだ。
私は乳がん手術の入退院も、一人であった。
ドレーン排液処分も、抗がん剤も、
治療中の肺炎での緊急入院も、一人だった。
マイルドに言うと羨ましい。
それが抑圧されてこじれ、同じように苦しんでいる人を見ると、
私みたいに頑張りなさいよ、
もがきなさいよ、という意地悪な感情があるのだ。
それと同時に、何とか助かってほしい、無事でいてほしい
という感情も確かにあるから、もやもやするのだ。
私があの時、本当に必要だったものは、
心配し寄り添ってくれる人の言葉であった。
しかしあの時、一人で頑張ろうとしたのも自分。
困ってるから誰か助けて、と甘える前に、
誰にも迷惑かけないようにと行動したのは自分。
母は抗がん剤は否定したが、手術は否定していなかった。
それでも、母は足が悪いから頼りにならない、と私は孤立した。
羨ましいね、支えあっているあの人たち。
でも私たちも支えあっていたんだよね。
気づかなくてごめんね。