森鴎外の『舞姫』といえば、高校の教科書にも載るくらいの超有名作品である。
学校のテスト問題に出題されて、四苦八苦した経験をお持ちの学生も多いのではないでしょうか?
筆者が高校生の頃に感じた『舞姫』は、主人公の豊太郎はとんでもない「人間のクズ」であるということでした。
ベルリン留学中に出会ったエリスを妊娠させ、捨てて帰国したのであります。
教科書に載せる内容としては、「不適切」であると考えるのですが、戦後から令和時代の今でも定番となっているようです。
また、日本人ごとき有色人種が白人女性に相手にされるわけがないと、当時思っておりました。
つまりは、筆者は高校生の頃に『舞姫』の良さがわからずにおりました。
ところが、1989年に劇場公開された『舞姫』を見て作品のイメージがガラリと変わったのです。
主演は郷ひろみさんなのですが、端正なルックスなので外国人と並んでも引けを取らないのであります。
そして、美しいベルリンの街並み、美しい音楽と、日本映画にしてはすばらしい出来だと思います。
日本映画でありながら、ドイツ語台詞・日本語字幕なのです。
ということで、次の動画をご覧下さい。
ykazss さんの動画より
『舞姫』の印象が変わりましたでしょうか?