こんにちは。

 

大変ご無沙汰しております。

前回の続きになります。

3か月ぶりです💦

 

今回は<身体編>です。

 

営業、スポーツ、芸術、経営、そして人間関係――いろんな場面でうまくいく人に共通していることって、何だと思いますか?

 

それは「真の脱力」、つまり“力を抜く”ことなんです。

 

そんなこと知っているよと思われるかたもいるかもしれません。脱力ができたら苦労しないですよね(笑)💦

 

私たちはよく「もっと頑張らなきゃ」と自分に言い聞かせますよね。

 

でも実は、その“頑張るぞ!”という気合いが、逆に身体や心をこわばらせてしまって、本来の力を発揮できなくなっていることが多いのです。

 

家族や周りから「頑張れ、頑張れ」と言われることで、無意識のうちに心身が硬直してしまっているのです。

 

まるで「頑張ること」が美徳であり、当たり前であり、それができない自分には価値がないかのような――そんな感覚に縛られてしまう。

 

本当は、頑張る以前に、心をゆるめること、呼吸を深くすること、自分の感情を丁寧に感じ取ることこそが大切なのに。

 

いつの間にか、「頑張らなきゃいけない自分」を演じるために、心にも体にも鎖を巻きつけているのです。

 

その鎖は、誰かから強制されたものではなく、「期待に応えたい」「迷惑をかけたくない」「ちゃんとしていたい」――そんな優しさや責任感から、自分自身が無意識につけてしまったものかもしれません。

 

でも、そろそろ、その鎖をそっとほどいてもいい時期かもしれません。

 

本当の意味で力を抜くことができると、不思議なくらい物事がスムーズに進むようになります。

 

なぜなら、その状態では“意識して頑張る”のではなく、“無意識の力”が自然に働き始めるからです。

 

特に大事なのが「腸腰筋(ちょうようきん)」という筋肉。

 

ここがやわらかくゆるむと、全身がリラックスして、自然と脱力できる状態に入っていきます。

 

そしてその影響は、私たちの心や思考にも静かに、でもしっかりと広がっていくのです。

 

営業の場面でよくあるのが、「なんとか売らなきゃ」「うまく説得しなきゃ」と力んでしまうこと。

 

でも、腸腰筋が緩んでリラックスした状態になると、不思議とその“押しつけ感”が消えて、相手に安心感が伝わるようになります。

 

その結果、「この人と話していたいな」「この人から買いたいな」という、言葉を超えた信頼感が生まれてくるのです。

 

さらに、腸腰筋がゆるんでくると、呼吸も深くなり、「丹田(たんでん)」と呼ばれるお腹の奥から声を出すことができるようになります。

 

そうすると、声に落ち着きや説得力が加わり、相手の心にじんわりと響くような話し方が自然にできるようになるんです。

 

身体がこわばっていると、思考も硬直してしまって、ついマニュアル通りの話し方になってしまいがち。でも、腸腰筋が緩んでくると、脳もふわっとやわらかくなり、その場その場で必要な言葉が直感的に選べるようになります。

 

つまり、「考えて話す」よりも、「感じて話す」ほうがずっとスムーズで、相手の心にも深く届くのです。

 

これは、意識的な思考(顕在意識)よりも、無意識(潜在意識)のほうがはるかに多くの情報を一瞬で処理できるからです。

 

実際、顕在意識が1秒間に処理できる情報はたったの40ビットほどなのに対し、潜在意識は1秒間に1100万ビットもの情報を扱えると言われています。

 

営業の現場では、相手の表情、声のトーン、間の取り方、空気感…たくさんの情報が飛び交っています。

 

これをいちいち意識して分析していたら、間に合いませんよね。

でも、身体と心が脱力していて、無意識に委ねる状態になっていると、そういった情報を“感じて”、必要な言葉が自然と口から出てくるんです。

 

この状態が、いわゆる「ゾーン」に入った状態。

 

スポーツの世界でよく言われる、無意識に最高のプレイができるというあれですね。

 

実は営業でも、人間関係でも、芸術でも、経営でも、このゾーン状態は再現できます。

 

だからこそ、今の時代に求められているのは「がむしゃらに頑張る力」ではなく、「しなやかに力を抜く力」なのだと思います。

 

真の脱力を手に入れるためには、まず身体をゆるめること。

 

特に腸腰筋を緩めて、重力に身を任せるような感覚をつかむことが大切です。すると、身体全体から余計な力が抜けて、気持ちにもスペースが生まれます。

 

心と身体は、いつもつながっています。

 

腸腰筋が緩んで、呼吸が深くなって、自然な姿勢になっていくと、不思議と心も整っていく。

そして、最小限の力で、最大の結果が出せるようになるのです。

 

「力を入れる」から「力を抜く」へ。

このシフトが、これからの時代を生き抜くための鍵になるのかもしれません。

 

そして、認知科学をベースにした気功のアプローチを使えば、腸腰筋の深いレベルの緊張までやさしく解いていくことができ、誰でも“真の脱力”を体感できるようになります。

 

営業、スポーツ、芸術、経営、人間関係――
どんな場面でも、「力を抜けた人」が、結果を出せる時代。

 

あなたも、無理せず、自然体のままで最高のパフォーマンスを発揮してみませんか?

 

気功による情報的なアプローチは非常に効果的ですが、それと同時に、物理的なアプローチも取り入れることで、さらに高い効果が期待できます。
実は私自身、気功を学ぶ前は、ある特別な方法で腸腰筋にアプローチしていました。その方法は驚くほど効果が高く、正直なところ「気功よりも良いかもしれない」と感じたほどです。