前回は「球体思考」と“スコトーマ”についてお話させていただきました。

 

人は、自分が見えていないものを、見えていないことすら認識できない。


だからこそ、本当に成果を出している人ほど、自分の“欠けた球体”を疑い続けている。

 

そんな内容でした。

 

そして今回、YouTubeでたまたま流れてきた動画を観ていて、「あぁ、やっぱり本質は全部つながっているな…」

と、改めて感じる瞬間がありました。

 

それが、 井上尚弥 選手の言葉です。

 

YouTubeでたまたま流れてきた動画で、ボクシングの 井上尚弥 選手が、「自分は練習の中で、一番シャドーに時間を割いている」と話していました。

 

その言葉を聞いた瞬間、私はもの凄く腑に落ちました。

 

ボクシングをやっていない人からすると、シャドーって地味に見える。(私はやったことありません(〃ノωノ)💦)

 

相手もいない。


ただ空中に向かって動いているだけ。

 

「それって本当に意味あるの?」と思う人もいるかもしれません。

 

でも、本当にレベルの高い選手ほど、この“地味な練習”を異常なほど大切にしている。

 

私はこれを見ていて、「シャドーって、“スコトーマを外す練習”なんじゃないか?」と思って聞いていました。

 

なぜなら、シャドーとは単なるフォーム確認ではないからです。

 

相手が来た時に、

  • どこが見えていないか
  • どこで身体が止まるか
  • どこで視野が狭くなるか
  • どこで重心が崩れるか
  • どこで無駄が出るか

を、徹底的に炙り出す作業に近い。

 

つまり、“自分の認識と身体のズレ”を見つける練習。

 

これって、営業もまったく同じだと思います。

 

成果が出ない営業ほど、派手なテクニックを追いかける。

 

「話法」
「切り返し」
「クロージング」
「心理テクニック」

もちろん、それも必要。

 

でも、本当に強い営業マンは、もっと地味な部分を磨いています。

  • 相手をどう観ているか
  • 自分の認識は偏っていないか
  • 何を見落としているか
  • なぜズレたのか
  • なぜ刺さらなかったのか

 何度も何度も検証しています。

 

これって、まさに営業における“シャドー”

 

しかも厄介なのは、人間は自分のスコトーマに気づけないこと。

 

だから本人は、

「ちゃんと考えている」
「ちゃんと観ている」

 

つもりになってしまう。

 

でも実際は、

  •  自分の見たいものしか見ていない
  •     自分の得意な角度しか見ていない
  •     自分に都合の良い解釈をしている

だから、本当に強い人ほど、地味な反復を大切にする。

 

「シャドー」
「基礎練習」
「振り返り」
「観察」
「修正」

 

一見、遠回りに見える。

 

でも実際は、そこが“本質”なんだと思います。