こんにちは!
今日はちょっと面白い営業マンとのエピソードをシェアします。
営業をしていると、同業の方から相談されることってありますよね。私もよく聞かれる質問があります。
それはズバリ、
「どうしたら売れるんですか?」
…これ、聞かれたことありますか?私自身、初めてこの質問をされたときは驚きました。
「そんな直球な質問、する人いるんだ!」って(笑)
そこで私は、少しジョークを交えつつこう答えました。
「『買ってください』ってお願いすれば、買ってもらえますよ」
すると、その営業マンは真顔で怒りだしたんです。
「そんなことで売れるなら、誰も苦労しませんよ!」と。うん、その気持ち、わかります。
でも、このエピソードを振り返ると、「売れない営業マン」の特徴がすべて詰まっていることに気づきます。
今日はそのポイントをシェアしたいと思います。
まず、このやり取りから見えてくるのが次の2つのポイントです。
答えを自分なりに深く考えない
私が言った答え、確かにジョーク混じりでした。
でも、「どうしてそんな答えをしたのか?」を考えようとはしませんでした。
営業の本質って、表面的なテクニックよりも、「お客様が本当に求めているものを知ること」です。
だから、軽い答えの裏にどんな意味があるのかを掘り下げることが重要なんです。
無料で情報を得ようとする
「教えてください」という姿勢自体は悪くありません。
ただ、それを「無料で」「手っ取り早く」求めるのは問題です。
情報をただもらうだけの人、いわゆる「クレクレ君」になっていませんか?どんなに詳細で役立つ情報を渡しても、行動に移さない限り、その情報はゴミ箱行きです。
私があえてジョーク交じりの答えをした理由、それは「考えるきっかけ」を提供したかったからです。
具体的な方法論を手渡すだけでは、相手の成長にはつながりません。
自分自身で試行錯誤して初めて、営業スキルは磨かれていくものだからです。
正直言うと、内心ではこんなことを思っていました。
「だから売れないんだ。お客様の気持ちを考えず、自分の頭で考えることもしないから、結果が出ないんだよ」と。
ちょっと厳しい言い方に聞こえるかもしれません。
でも、営業で結果を出したいなら、「自分で考える力」と「お客様に寄り添う姿勢」が何よりも大切です。
営業は簡単じゃありません。
だからこそ、他人に頼るだけでなく、自分で考え、行動する姿勢が求められるんです。深い思考が必要なのです。
誰かに「どうしたら売れるんですか?」と聞かれたら、あなたはどう答えますか?もしかしたら、その答えこそが、相手にとって大きな気づきになるかもしれませんね。
それでは、また次回!