こんにちは。今回は営業についてお話していきます。意識とは?
売れる営業マンは無意識に任せてお話をしています。
優秀な営業マンほど、「意識して何かをしよう」とはしていません。むしろ、成功の鍵は無意識に頼ることにあります。
たとえば、商談の場で「次に何を話そう?」「どう答えればいいだろう?」と考え込むことはありません。代わりに、経験や知識が無意識に反映され、その場の流れに自然と身を任せているのです。
皆さんも、こんな経験はないでしょうか?自分が得意とする分野や、好きな話題について話すとき、特に意識して言葉を選ぶことなく、スラスラと話ができる感覚。
逆に、苦手な話題や自信のない分野になると、言葉を探し、慎重に考えながら話そうとする――その結果、話がぎこちなくなったり、思った通りに伝わらなかったりした経験があるかもしれません。
営業においても同じことが言えます。優秀な営業マンは、膨大な知識と経験を無意識の中に蓄え、それを自然体で引き出しています。
この膨大な知識が重要なのです。色々な営業マンと接していると良く感じるのが自社商品に対する知識や様々な方向から見る視点が少ない傾向に気づきます。
認知科学気功でも言われることですが、知識が技術を下支えしているのと同じです!
この「自然さ」が、人を引きつけ、信頼を生むのです。
無理に何かを演じるわけでもなく、取り繕うこともない自然なコミュニケーションが、相手との距離を縮める最大の武器になります。
営業だけでなく、どんな場面でも成果を出す秘訣は「無意識に頼れる状態」をつくることです。
無意識に頼れる状態を手に入れることができれば、営業の現場だけでなく、どんな場面でも相手を引きつける魅力を発揮できます。
それは単なる技術ではなく、磨き上げた知識と経験がもたらす「自然な自分」で勝負する力です。
無意識の状態を信じ、自分の力を最大限に発揮する――この意識状態こそ、成果を上げる営業マンの最大の武器だと考えます。
この無意識の力は、営業だけでなくスポーツの世界でも同じように発揮されています。
サッカーでは、ゾーンと呼ばれる特別な意識状態がよく知られています。ゾーンに入ると、選手はまるでフィールド全体を俯瞰しているかのようにプレイでき、ゴールまでの道筋やディフェンダーを抜き去るルートが自然と見えるようにな状態になります。
卓球でも、ボールが高速で飛んでくる中、「どこに返そうか?」と考える余裕は一切ありません。
試合中のプレイは、日常の膨大な練習によって培われた無意識の力に委ねられています。スイングやボールの軌道を読む感覚が無意識に働き、瞬時に反応するのです。
この「無意識で動ける状態」は、営業でも同じです。営業マンが日々の経験を積み重ねることで、知識やスキルが無意識に組み込まれ、自然体で会話ができるようになります。これが、優れた営業マンが相手に信頼感を与える理由なのです。