潜在意識は、私たちが普段何気なく発している、または聞いている言葉の影響を強く受けます。たとえば、「違反しないでね」と言われると、多くの人が「違反」という言葉に無意識のうちに焦点を当ててしまいます。

これは潜在意識が否定形を理解せず、言葉の核心部分をそのまま受け取るためです。その結果、「違反しない」という意図とは裏腹に、「違反」が潜在意識に刻まれ、行動にも影響を与えることがあります。

皆さんもこんな経験はありませんか?「忘れ物をしないで」と言われた途端、なぜか忘れ物をしてしまうこと。これは、言葉が潜在意識にどれだけ深く影響を与えるかを物語っています。

 

否定的な言葉やネガティブな自己暗示は、私たちの潜在意識に深く刻まれ、行動や結果を望ましくない方向へ導くことがあります。特に繰り返される場合、その影響は無意識に蓄積され、ネガティブなイメージが現実化してしまうのです。

 

たとえば、「私はうまくいかない」「失敗するかも」といった言葉を口にしてしまうと、潜在意識はそのイメージを現実の行動に反映しようとします。そして、それが実際の結果として表れる可能性が高くなるのです。

言葉の変えると世界が変わる

私自身も過去に、ネガティブな言葉にとらわれていたことがあります。ネガティブな言葉を使うと頭の中もイメージもマイナスの言葉ばかりで溢れてしまいます。過去の出来事のマイナス情報までがとめどなく出てきます。

まるでイライラするのことが趣味みたいになってきます。マイナスループの出来上がりです。

 

しかし、それを乗り越えるきっかけとなったのが、「ポジティブなアファメーション」の実践でした。

 

たとえば、「俺は凄い!!」といった言葉を、毎朝自分に向かって言い聞かせるようにしたのです。すると、不思議なことに、不安が軽減し、自然とポジティブな行動を取れるようになりました。たった一言でも、潜在意識に与える影響は計り知れません。

 

ポジティブな言葉を繰り返し自分に伝えることで、それが潜在意識に浸透し、自然と行動や態度が前向きに変わります。実際、私は「俺は凄い」「俺は凄い」という言葉を繰り返すことで、困難な状況を乗り越える力を引き出せました。

 

ポイントは「繰り返す」ことです。1日や2日で大きな変化を期待するのではなく、少しずつ潜在意識が変わっていくプロセスを楽しむことが大切です。暇さえあれば唱えることです。

 

これらを毎日のルーティンに組み込むだけで、心の持ち方が変わり、日々の行動にも前向きな変化が表れます。

 

言葉は私たちの未来を形作る強力なツールです。ネガティブな言葉は、無意識のうちに私たちの可能性を狭めてしまいますが、ポジティブな言葉は未来への扉を開きます。

 

今日から一つのポジティブなフレーズを日常に取り入れてみませんか?「私はできる」「今日も素晴らしい一日になる」といった簡単な言葉で構いません。言葉が世界を変えます!