ブース出店最終日。
この日もお天気が怪しく、雨が降ったり止んだりでした。
午前中は、友人のMOTOKOちゃんの工房にお邪魔しました。
樂やさん、エルデベルグ平井さん、いっぷくせんべいさん、森口さんと私の5人。
彼女はイタリア滞在8年程になります。
私がイタリアに行く2ヶ月ほど前に、彼女はイタリア入りしており、同じ語学学校に入っていました。
たまたま、学校のアクティビティで、教会訪問した時会ったのが最初。
彼女は、レスタウロ(家具修復)技術の修行を始めていました。
イタリアでの暮らしは、そんなに楽なものではなく、そこでお金を稼ぐって言う事が、どれだけ大変な事か、これは経験したものにしか分かりません。
何度も悔し泣きしながら、安い中華のテイクアウトの店先で、二人で飲んだくれました。
今回初めて工房を見学させてもらって、改めて、ほんまにがんばったなあ~って関心。
苦しい時代を知っているだけに、彼女の頑張り&粘り強さは本当にすごいと思ったし、嬉しかったなあ~。
イタリア人と共同経営の工房。
お城内の家具や扉の修復という、大きな仕事を受けたときの写真を見せてくれて、丁寧に説明してくれました。
ため息が出るほど、細かい仕事。パーツを見せてくれているところです。
細かすぎる。。。気が遠くなるような作業です。
古いものをなおして、また使う文化。いいものですよね。
新しい物を買った方が安いのはイタリアも同じなのですが・・
素敵な文化です。
数日間、彼女と話していると、当時にタイムスリップしました。
時間は、確実にゆっくり流れていて、怒ったり、笑ったりとつまらないことだけども、毎日何かがあって・・
それに、プッと噴出す事が、1日1回は必ずある、イタリアでの暮らしは、本当に面白かったなあ。
帰国して5年。
今回、忘れてしまっていた感覚を、ふっと思い出して新鮮で嬉しい気持ちになりました。