夢みたゴールの、向こう側に。 | Happy Paceをさがして。。

Happy Paceをさがして。。

Life is a Marathon worth Running.
Life isn't a Race, find Joy in the Journey.

"ホノルルマラソン。"



毎年、この時期、恒例の特番。


遅ればせながら、先日の特番を観た。



いよいよ。
潔い位に、芸能人が走るバラエティ特番として
成り立っていた。



僕はもう、ホノルルマラソンについては
懐古趣味に走る古い人間かも知れない。




かつての特番は、何度も見返してしまっては
胸を熱く焦がし、気持ちは 12月の第2日曜に
真っ直ぐに向けられていた。



その頃の内容はタレント、アスリートと同一線で
一般の方にも、同じ42.195kmに密着。 




皆それぞれが心に秘めた、完走したいと目指す
気持ちが如何にボーダーレスか。。 
思い描くゴールの向こう側と、その現実を
描く事で、よく伝わる内容だった。




何かを背負っている人こそ
何かを成し遂げて、これからの人生を
強く生きる、生きたい。。
その希望まで照らす様なホノルルランナーの
素顔を魅せてくれていた。




制限時間に縛られないからこそ
平等なチャレンジの場でもあり
"それぞれの挑戦" を尊重してくれること。



それぞれの思いも、背負ってきた過去も
ありのままの自分を受け入れてくれるのが
ホノルルマラソンだと。




何故、繰り返して参加してしまうのか。。キョロキョロ
その不思議な魅力はリピーターにも
明確な表現ができない。



お世話になったコーチも、
"なんで毎年出てるのかね。。
僕にもそれは、分からないよ。" と笑っていた。
当時で既に20年以上、連続参加だと言うのに。



あの惹かれる不思議な魅力。


言葉に、うまく出来ないからこそ
浪漫を感じるのだと思う。




何かしらの、象徴に残すモノ、事がなく
名前を残す事でもない。



それでも、強烈に惹かれる
あの魔力とも言える "清々しさ" には
悔しさや、辛さも、時間が経てば一切合切、
大きな充実感で胸を満たしてくれるものだ。
とても、とても大きな充実感で。



"毎年毎年、見るのは同じ景色なんだけど
同じ景色が、違うことを教えてくれる。"
と言ったのは、TBSの久保田アナ。



かつて9年連続で走り、国内では達成しながら
"ホノルルでサブフォーを" と真剣勝負を続けた。



忙しい最中にも走り込みを続け、身体の為だと
取り組んだヨガはインストラクターの資格を
取得した程。



結果的にはサブフォーに届かなかったけど、
彼女の走りはホノルルランナーなら共感、
そして胸を打たれるチャレンジだったと思う



2012年の久保田アナにとっては、
最後のホノルルトライでもあった。
40kmを過ぎ、サブフォーに絶望的なタイム。
涙しながら走る姿には、
たかがテレビだと言うのに
掛ける言葉も見つからなかった。




その、何度もしつこい位、ここで触れている
"2012年の特番" には。。




直腸がんに侵され、4度の手術を乗り越えた
鳥越俊太郎さんの挑戦も紹介されていた。



ホノルルに来るランナーの思いを
自分のチャレンジを以て気付き、
そして代弁してくれている。




「いろんなトラブルを持ってても、
ここに来られる人が多いのね。 
元気な人だけが来るわけじゃないんだよね。 」




「やっぱり自分の生きてる実感をね、
確かめたいんじゃないですか。
苦しさを克服することが"生きている"という事を実感できる。 」





「病になった人ほど、そういう気持ちになるもんですよ。」 



鳥越さんは8時間19分で完走。



結果という形も大事だけど。。
結果が全てなら生きる事など 殆ど意味の無い物に
なってしまう。



自分と向き合い、走る事だけでなく
自分の一年を振り返り、認めてあげる事。 
その道のりにしては、厳しいコースだけど
走る価値のある大会だと思う。




ホノルルを精一杯、駆け抜けてこそ
本当に輝ける、自分になれると信じて
何かに突き動かされるように。。





今年から、本来の目標へ。
何よりもホノルルの挑戦を優先して
サブスリーを目指す。



サブエガレベルの走力が要るけど
聖地で目指してこそ、やり甲斐があるからだ
 グラサンキラキラ




弾丸だけど、2年ぶりに復帰する。
エアも抑えてある。




先ずは5年という期限を設けて
燃え尽きたいと、思っている。。