"ばあちゃん。"
北海道マラソンに初めて参加したのは2009年。
その頃は、参加者8309人。
制限時間も緩和され、とても涼しかった札幌路でした。
この時から北海道マラソンと言えば、
旭川に寄るのがお決まり事になりました。
旭川で待ち合わせした時は何も感じなかったけど
一緒に過ごして、話したりすると、何か。。。
いつも通りだけど何かが違う、元々ではあるけど耳の難聴も進み
若干の認知機能が低下したか。
極端に変わった感じもなく
気のせいか、気のせいならいいけど。
"ばあちゃんかい?いつもどおりさ。
腰が悪い位で、歩くの面倒だから帰りはタクシーつかまえんだ。へへっ。"
腰が悪い歩き方も、別に痛そうな素振りもない。
少しずつ、満ち溢れていたエネルギーが
少なくなってきただけなのかな。
同じ92歳と比べたって、ウチのばあちゃんに匹敵するパワーを持つ人はいない。
会えば分かるが、お世辞を言う必要もなく、圧倒されるがままに
"げ、元気ですね(;・∀・)" とたじろぐだろう。
今までがミラクル過ぎていたのか。
こうして顔見せて、活気を取り戻すきっかけになるなら
また行こう、旭川へ。
旭川。
そのばあちゃんが住む家は、近くに石狩川が流れています。
朝は石狩川沿いを軽く1時間ほど散歩します。
今年は曇っていました。
すっきりとした一本道は、空気も澄んでいて
こんな真っすぐな道で走ったら気持ちいいだろうなと。
何となく軽く走ってみたり。
去年と同じアングルで撮った公園。
帰りも忙しなく、昼前には旭川を出る事に。
"ほら、アンタ。また来年も来るっしょ。顔見せにおいで。"
何時もの様に、何度か手をぎゅっと握ってから別れる。
車内では何時もの様に買ったお菓子をつまみながら
車窓いっぱいに広がる緑の風景を眺めながら
でもやっぱり、何かが違うな・・・と
ばあちゃんの事が気になっていました。
もちろん。
来年も北海道、走ります!