「ザ・スター。」
風格。
2月にはホイットニー・ヒューストンを思い出します。
命日が2/11。
誕生日よりも命日で覚える事が多いのは
喪失感の強さゆえでしょうが、
まだまだ歌える筈だったし、ステージも出来る筈だった。
そんなイメージで見ていたからでしょう。
ホイットニーについて語られる時。
必ず挙がるのが元夫のボビー・ブラウンではないでしょうか。
ボビーと結婚したのが2人共にそれぞれ世界を席巻するメガヒットを
飛ばしていた時ですから、大スターのカップルだった訳です。
しかし。
ボビーは「BOBBY」('92)、ワールドツアー(来日ツアー行きました)と
成功させるも、自身の立ち上げたレーベルがコケて
次作もヒットに恵まれなくなり、徐々に輝きに影を落とし始めます。
かつて在籍していたニュー・エディション再結成も
メンバーとのトラブル、不祥事・・・
とにかくトラブルが絶えませんでした。
中でもホイットニーへのDVは大きく報道され
やがてホイットニー側から離婚調停を申し立てられ、
結果的には別れを迎えます。
ボビーにとっては、絵に描いたような転落人生だったかも知れません。
しかし、彼が躍動したソロ・デビューからの
'90年代初頭までは、正しくスターと言う言葉以上の
華やかさがあり、オーラもありました。
決して"イケメン"ではないのですが、
自分の魅せ方を熟知しているアーティストだったと思います。
彼の髪型も真似してみたかった・・・けど出来なかった(;・∀・)💦
僕もそんな "ボビ男ウォナビーズ" の一人でした。
蛇足ながら。
ボビーが歌ったゴーストバスターズ2のテーマ"On Our Own" では
PVに現・トランプ大統領も出演しています。
スターと呼ばれるアーティストが居ない時代。
品行方正なつまらないエンターテイメントの世界には
ボビーの様なやんちゃでも世界を躍動できるアーティストが居ればと
勝手に思うのです。