「残念でもあり、楽しみでもある。」
ライアン・ホール、引退。
先月、引退を表明したライアン・ホール。
2011年にはボストンで 2:04'58 を叩き出した彼は
当然、今年もリオに挑戦するものだと思っていました。
しかし彼が選んだアフリカ勢へ対抗する為の手段は、
2500m 越えの峠走などハードそのもので、テストステロンの著しい低下、
疲労も重なり週 12Mile しか走れなくなっていたそうです。
ここ数年はレースの度に棄権を繰り返すシーズンを送っており、
結果を残すことが出来ず、ロンドン五輪も途中棄権でした。
その方法論の是非はともかく、彼の長距離への取り組み、
アフリカ勢に立ち向かう姿勢は憧れを覚えずにはいられませんでした。
これまでアメリカのマラソン界を牽引してきたライアン・ホール。
引退と聞いて、一抹の寂しさもある反面で
興味深いニュースもあります。
ゲーレン・ラップのマラソン挑戦です。
彼はモハメド・ファラーでもお馴染み、ナイキ・オレゴン・プロジェクト所属。
2/13(土)にロサンゼルスで開催される
アメリカのマラソン代表選考レースに参加表明 しています。
アメリカの代表選考は一発勝負ですから、
ここでマラソン挑戦を表明したラップも
相当な準備を積んでいると考えられます。
このレース、観たいな。。。
ゲーレン・ラップの今後は、更に要注目です。
しかし日本はマラソンブームという割に、
観戦スポーツとしては、昔から何も進展していないような。
海外レースは、殆どオンエアされず。