a Day in My Life -4ページ目

a Day in My Life

japan/ switzerland/ america/ england
音楽と言葉と人間を愛する人です☻

風が強い、とても強い。

紅く染まる前に全部散ってしまうのではと思うくらい

道路が黄色く彩られていく。

 

勉強以外の時間は

たいていお散歩をするか、美術館に行っている。

 

超有名なアーティストの

あの超巨大な有名作が

家から20分のところに飾られている。

そんな生活。

 

なんとも贅沢で、

そしてなんだか健康的な毎日。

 

絵を観て、その絵の前から動けなくなったり

美術館で流れる1時間18分の映像を

最初から最後まで観たり。

東京で美術館に行ってもそんな余裕なんてあったっけ…

 

何を観ても聴いても

(まだ聴いてはいないな)

ちゃんと感情が動いて、ちゃんと脳みそが働いて、

自分が今どこにいるのかを全身で感じられる。

 

たとえば大学生の時は

毎日感情が忙しくて安定はしていなかったけれど

自分自身のことがよく分かっていたし

芸術は何よりも私を私でいさせてくれた。

 

仕事に一生懸命だった7年半は

どれだけ頑張って補っていたつもりでも

どんどん搾取されてしまっていた。

 

そういうことに気が付いていながらも

頑張る自分にしか価値を見出せなかったし

良いものを作る自分は好きだったから

削られていく感覚も 守れなくなっていく健康も

ほとんど見てみぬふりをしていた。

分かっていたし、向き合っていたし、抗っていたけれど、

ロンドンに来てたった1ヶ月半で既に

どんどん私が戻ってくる感じがしていて。

これじゃあもうどう考えても

見て見ぬふりをしていたとしか言えなくなってしまう。

 

うまく生きようとすることも

器用にコントロールすることも

不調とうまく付き合うことも

全部、大人として社会を生き抜くためには必要なこと。

でも、とても大事なのは、

私の感受性や感性がまだ元気に生きている

そのことに気が付いてこんなにも嬉しい、ということ。
 

その一方で、若いクラスメイトたちを見ていると

なんだかよく落ち込んでいるし

将来に悩んでいたりする。

私ももちろん、将来には不安がたんまりあるし

これからどうしようかと真剣に悩んだりもする。

だけど、それがどういうことなのか、

どういう状態なのか、流石にもう知っているので、

余計な落ち込みはない。必要な落ち込みだけ。

 

大人になってからの学生は、あまりにも最強だ。
 

不快を不快と捉えてみようかなと少しだけど思えたり、

それと同時に、不快を快と捉える自分のことも許せる。

変えてみようかなという発想がよぎることも新しいし、

そのままで良いねとクリアに思えることも新しい。

 

"You are comfortable feeling Uncomfortable.
 Change that." Robbie Williams

 

勉強は大変だし、円安は益々酷く、

髪の毛は縄をほどいたみたいにポソポソになり、

ロンドンの生活はとても難しいのだけれど、

それでも健康的だなあと思えている。

 

あでう