若いときの方がホルミシス力を上げやすい？！
篠浦伸禎著『驚異の「ホルミシス」力』に
温度変化でホルミシス力が上がるのは、40歳以
下のみであるようです。
「かわいい子には旅をさせよ」にあるように、若
いうちのストレスのほうが、ホルミシスを高める
のだそうです。
ホルミシス力を若いうちに高めないまま、年をと
って急に強いストレスがあることが、認知症の大
きな原因であると篠浦伸禎先生はおっしゃってい
ます。
アルツファイマーの患者さんは、ストレスが強い
あまり、外の世界から逃げて、周囲の情報を受け
入れたくないという気持ちがはたらいているので
はないかと考えておられます。
その結果正確に情報を受動する脳の機能がおちて
いるのではないかと、推測立てておられます。
逆に、若いうちにホルミシス力を高めておけば、
年を取ってもストレスから逃げることなく、適切
に対応できるようになるとのことです。
ホルミシス力を高めるものとして、
運動、飢餓、知的な活動、温度変化など。
何かスポーツに打ち込むことで、気分が変わり、
ストレスに打ち勝つ力がでることもあります。
そのために、ある程度の負荷のある運動の方が、
ホルミシス力を高めるのだそうです。
適度な飢餓状態も、満腹のときより、空腹のときの
方が脳が働くのは、血流の関係もあって脳を活性化
させます。
知的な活動も脳のホルミシス力を高めるそうです。
知的な活動で認知症になりにくいことは知られて
いる通りですが。
理由は、本を読むことで、ストレスを乗り越える
様々な知恵を持つことができるということが挙げ
られるようです。
温度変化も、脳のホルミシス力を高めるようです。
中村天風という人は対象から昭和にかけて多くの
人に影響を与えた偉人で、冬の寒い朝でも水に飛
び込んで鍛えたという逸話があるようです。
超低温が痴呆などの脳の病気の改善に良いという
報告があるようです。
寒い寒いと言ってばかりいられません。
寒さに向かってまではいけませんが、寒くてもう
積極的に動いて、寒さに対するストレスを強くし
て脳のホルミシス力を高めるようにしていかねば。
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