皆さんいかがお過ごしでしょうか。


限りなく透明に近い自由を目指すマスターNです。


あのニュースには驚きましたね。


ニュースの合間にチャンネルを変えましたら「なんでも鑑定団」の再放送をやっていまして久し振りに作品チェック。


以前にも書きましたが


私がこれまでに番組で見ている美術品は本物か偽物か全て当てていまして


今回もオール正解にてパーフェクト記録更新‼︎


審美眼は健全です^ ^


一つはこちらの茶碗



素晴らしい‼︎と、思いましたね。


質感、色合い、そして釉薬の自然な流れから生み出された柔らかな表情が渾然一体となってグッときます。


鑑定結果は⭕️本物で


本人評価額12万円→鑑定額50万円‼️


楽家十三代 惺入の赤楽茶碗 


だそうです。


二つ目は依頼主が作者不明だと言うこちらの絵画




見た瞬間に「お‼︎いい絵だな〜‼︎」と魅入りました。


仮に無名画家の作品だとしてもこれはとても素晴らしい作品だと私は高評価‼︎


鑑定結果は⭕️本物で


本人評価額50万円→鑑定額400万円‼️


近代日本画の巨匠・杉山 寧

の作品だそうです。



最後は洋画家・鴨居玲のこちらの作品なのですが既に本物と判明している出品。



依頼主の女性は11年前に初めて参加したオークションで300万円で落札したとの事で、あの時落札したのは正しかったのか気持ちをハッキリさせたいとの依頼。


そして現在の鑑定額は・・


1.000万円‼️


👏👏👏


鴨居玲はこの作品が有名。



鴨居玲は今の私の年齢57才で自殺しています。


生前はアルコール中毒で自傷行為を繰り返し医者からは


「このままだと死んでしまう。命を取るか絵を取るか?」


との問いに「絵を取る」と答えたのだそう。


私は死のうなんて微塵も考えませんが精神バランスが崩れる事はよくあるもの。


芸術家はとことん追求する人間ですから精神的問題が付き纏うのは宿命とも言えるのです。


アルコール依存性なんてまだかわいいもので、ましてや私は禁酒できますからこれでもマシなタイプ(^^;)


店を営業せずに常連の皆さんには申し訳ない気持ちですが、これ以上壊れないようにするには仕方ありませんでした。


カウンターをハンマーで破壊しようかと考えたほどだったのですよ。


原因は常連さんではありませんのでご心配なく。


何度も言いますようにJAKOWの空間は私の作品でもあり、カウンターで過ごすお客様は作品の仕上げにあたる重要な彩りだったのです。


それを、スナックや居酒屋と変わらぬ過ごし方をされるのが私にとってどれほど苦痛であったか。






あ、これは私です。


BARと言う空間をそんな芸術的レベルに昇華させようと試みた店は他に無いでしょうし、そもそもそれが誤ちでした。


店を「商売論」ではなく店主の「精神論」で営業しては上手くいくはずがありません。


店はお客様主体に考えてやるもの。


また再開するにはゼロから商売論に立ち返ってリセットするしかないのですが・・





それではまた。