ふだんは大晦日に振り返り記事など書かないひねくれものです。
その私が今駆け込みで何かを書こうとブログなど開いてみているのは、
ちょっとした、
いや、
ちょっとしてなどいない、
たいへんな、
大きな感謝をお伝えしたくて、
ということにほかなりません。
2019年いっぱいで、10年間在籍したシアターキューブリックという劇団を離れます。
12月の頭にそれを皆さまにお知らせし、
自分では思ってもいなかったようなたくさんの励ましの言葉や、
ご心配や背中を押してくださる言葉や、
もう数えきれないいろいろな心をいただきました。
ほんとうに、思ってもいなかったことで、
逆にわたしが動揺するくらい、ありがたいことでした。
ありがとうございました。
劇団活動で出会えたものは、ほんとうにたくさんあります。
自分が絶対に生涯大事にしていきたいものは何なのかも、考えてきた時間でした。
ここにいなければ出会えなかった人や場所やお仕事や、
とにかく出会いに満ち溢れた時間でした。
ここで今、自分ができることは、できる限り、やってきたつもりです。
テレビから、蛍の光が流れています。
いつしかとしもすぎのとを
あけてぞけさはわかれゆく
お別れの歌を、毎年歌う日本です。
そして新しい年を迎える日本です。
別れてはまた出会うでしょう。
生きていればまた交わることもあるでしょう。
その時にまた笑顔でいつものようにお会いできるように、しっかり進んでいきたいです。
ほんとうにほんとうにみなさま、ありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いいたします。
2019年、年の暮れ
谷口礼子