『宇宙をskipする時間』×『てのひらに眠るプラネタリウム』
全ステージ終了しました。
たくさんの応援、ご来場、叱咤激励、ありがとうございました!
打ち上げが終わり、皆と挨拶をして駅で別れるたび、どんどん人数が減って、最後の家路はひとり。
当たり前のことだけど、なんだかそれさえ意味のあることのようで。
夜があけて、朝になり、昼になり、もう劇場に行ってもあのセットは立っていないしみんなの姿もないのだという、いつもの当たり前の千秋楽後のことを思う。
応援して気遣ってくださる方のためにも、公演中のお食事や飲みの席は遠慮させていただいて、家に帰って自炊して休むようにしていたので、打ち上げで、劇場入り後初めて一緒に芝居の話ができた方もたくさんいて、切なく嬉しくなりました。
昼、Twitterをみたら、シアターキューブリックより大きな劇団の女優さんの、やっぱり降板のお知らせが。
いまどこかで同じ思いをしている方はいらっしゃるのだと感じました。
そんな中、普通だったら復帰など考えていただけないのに、シアターキューブリックは、そして共演者のみんなは私を待っていてくれました。
そして、お客様の皆さまも、暖かく迎えてくださいました。
本当に本当に、こんなに幸せなことはありません。今後の自分に必ずプラスに生かしていきたいと思います。
打ち上げまで泣いてはいけないと思いましたが、結局打ち上げでも泣きませんでした。
よかった。
それよりも、私の出演しているのとは逆の『宇宙をskipする時間』の千穐楽で、ラストシーンに出ていない敷名めぐみが、舞台袖からみんなの姿を見ながら涙ぐんでいるのを見た時が、泣きそうでした。
彼女は今回とても頑張ったと思う。
さあ、次。
なくした5日間と得たたくさんの糧を忘れずに、進めたらと思います。
本当に、ありがとうございました!
シアターキューブリック
谷口礼子