不景気 | 元祖!ジェイク鈴木回想録

元祖!ジェイク鈴木回想録

私の記憶や記録とともに〝あの頃〟にレイドバックしてみませんか?

 
 先日、新宿かどこかで、モス・グリーンの生地で、
 前面にくろでチェ・ゲバラのあの例のハイコントラストの、
(アルベルト・コルダが1960年3月15日に撮影した)写真がプリントされた、
 Tシャツを着たおばちゃんと云うか、バアサンを見た
 そー云っちゃ失礼だが、どー見てもキューバ革命とか、
 マルクス主義などとは関係がなさそーなバアサンだった

 思うに、そのTシャツは・・
 以前はポジパン(ポジティヴ・パンク)か何かに昏倒していた息子が、
 ある日、インダストリアル系か何かに心変わりしたか、
 違うジャンルの音楽趣味のおんなと付き合うようになったのか、
 それを着続けていられなくなってしまった事情に依って、
 破棄しようとしていたものを、母親であるそのバアサンが、
“あら、やだ、まだ着られるじゃない”とばかりに、
 廃物利用しているに過ぎナイ(のでは?)

 本人がまったく気付いていないところで、実は、
 忠実なゲバラ思想の実行者でもあり得ていたりして(笑)

 また本日、江戸川区中葛西で、
 ふたつ並んだ、赤と青の正方形のそれぞれに★が白ヌキされた、
 そう、タミヤ模型のマークが、何故か縦置きに配置されている、
 まっ白いトレーナーを着ている3~40代のご婦人を見た

 それには“TAMIYA RACING TEAM”だの何だのと云った文字が、
 まるでレーシング・チームのメンバーやスタッフが、
 まるでレース場で着ているようなデザインが施されていた

 こちらは思うに、ふたつある

 ひとつは本当に“TAMIYA RACING TEAM”のメンバーと云うか、
 スタッフと云うか、スポンサーなのである!
 ただし、ご子息のミニ四駆のね(笑)
 もうひとつは、要するにプラモデル屋の女将さん・・
 いずれにしても3~40代のオシャレじゃないよ、ぜ~んぜん(笑)

 ゲバラ・バアサンのほうはまだマシかも知れない

 ゲバラ自身が相当な男前なので、バアサンのほうも、
 舶来の映画スターか何かと生涯信じて着続けていられることだろう
 それはそれで幸せである

 だが、3~40代の女性にして、
 それがいくら本当にプラモデル屋の女将さんだったとしても、
“TAMIYA RACING TEAM”はないだろう・・
 そんなもん着たまま白昼の往来を歩くなよ

 ぼくは小泉の改革があまり上手く進んでいないような気がした

 
※参考:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』