本日は読み終えた1冊から。
憂国のモリアーティ(16)
表紙を飾るのはロンドン警視庁・犯罪捜査課の主任警部として活躍する一方で、モリアーティ一派にも所属している“ザック・パターソン”。この表情&ポーズから受ける印象そのまんまのクールなキャラクターです(笑)。
前巻から始まったエピソード「空き家の冒険」が、この巻で完結。
ドイル原作の「空き家の冒険」は、「最後の事件」においてモリアーティともどもライヘンバッハの滝に落ちて亡くなった…とされたシャーロック・ホームズが生存しており、ある未解決事件の解決とともに復活を宣言するという劇的な物語なのですが、本作の主役はモリアーティなので復活するのは…。
何はともあれ、落ち着くところに落ち着いたって感じですね(笑)。
次巻からはどうやら「空白の3年間」を描いていく様子。ホームズ・パスティーシュ作品でも扱われることの多い、この「空白の3年間」を、本作ではどんなふうに描いてくるのか…?
期待が高まるところです。
