本日は先月・8月にアップした、もう1つの演奏動画に関する公開反省会(笑)。
■楽曲について
「Teatro Saudade」はカシオペアが2003年にリリースしたアルバム『PLACES』に収録されているラテン・ナンバー。
この曲を選んだのは「夏だから ラテンな感じで 演りたいな」(笑)。ってなシンプルな理由(笑)。
数か月前にアップした「CRY WITH TERRA」と同じく、ドレミ出版の『カシオペア・ギター・カラオケ』に付いているオリジナル音源のマイナスワンCDを使用して演奏しています。
メンバーの皆さん容赦なく煽ってくるので、タイヘンでした…(笑)。
■使用ギターについて
この曲で必要なのは伸びやかなドライブサウンドとシャキッとしたクリーン・サウンド。その両方を兼ね備えたギターといえば…、メイン・ギター Ibanez:JEM-77FP♪
ピック・アップはドライブ・サウンドは全てフロント、1:58~のクリーン・トーンによるカッティングの時はフロント+センターのハーフ・トーンを使っています。
エフェクターのプラグラムは普段と変わらず。ガンコ者なものですから(笑)。また、中盤のソロでは毎度おなじみの“ワウ・ペダル”を使用してます。
演奏面では、勢いがある曲だからこそ細かいニュアンス付けを意識するようにしてて、例えば
同じようなメロディーでも1回目と2回目で音符の長さやアプローチを変えたり(0:18~0:45)、トレモロ・アームでヴィブラートをかけるときに、その深さや速度を変えたり(2:50~3:03)市販のスコアで ♪ なんて表記されるような「よく聴けば鳴ってるような気がする」という細かい音を入れてみたり(2:38)…なんて小細工を、あちこちにちりばめてます(笑)。
あと、コード弾きのところでもコードを弾くだけじゃなく、コード・トーンを動かしてオブリっぽい雰囲気を出したりとか…(2:22~)。
いずれも聴けば一瞬のコトなんですけど、こういう細部をどう表現するか…?ってのは個人的には凄く大事なことで、“ギター弾きの個性”ってのは、たぶんこういった細かいことの積み重ねで出てくるんじゃないかな…なんて思うんですよね。「この程度の腕前で、何を偉そうなことを…」なんてツッコミ入れられそうですけど(苦笑)。
■録音録画について
エアコンがない我がプライベートスタジオ“Studio-24B”で真夏にライブ録画できるのは3テイクが限界なので「何はともあれ3テイク撮ってみよう…」ってな感じで撮影開始。
実のところ1テイク目・2テイク目もそこそこいい感じで撮れたので、この2本から決めよう…とも考えたのですが(何せ暑いから…笑)、どちらも無難すぎた感がありまして…(苦笑)。
そこで「普段ならOK出してるテイクが2つもあるんだから、好き放題演っちゃえ~!」ってなノリで3テイク目を撮ってみたところ、好き放題演りすぎてミスは増えたけど(苦笑)腑に落ちる内容だったので採用した次第でございます。