アメブロさんから「本レビュー」ジャンルに招待されていながら、本に関する話題を書くとアクセス数が下がるジンクスを持つ jake です(苦笑)。そうは言いつつ…本日は読み終えた1冊から。
8巻収録エピソードは人気ミステリー作家相笠くりすの自殺未遂事件を巡る「バレンタインの夜会」の完結編、清貴と葵の微妙な関係を描いた「春色のひととき」、大富豪の後継者争いを描いた「後継者の条件」の3作。
「バレンタインの夜会」は、『京都寺町…』の中でも人間の愛憎、自殺未遂トリック、謎解きシーンなどミステリー要素が濃いので、小説版でも印象に残っていたエピソード。
小説を読んだときのイメージそのままがヴィジュアル化された感じで、コミックス版もとても読み応えありました。
「春色のひととき」は、誤解を恐れずに言えば…わりと地味なエピソードなのですが、それでもあえて1話分を費やして描いたのは次に続く「後継者の条件」のエンディングを意識してのことなんだろうな…。こういう構成力は…さすがプロ!
「後継者の条件」は清貴を尊敬してやまない 滝山利休 が初登場するエピソード。小説版で読んだときはまたひとり、ややこしいの増えたナ…なんてコトを思ったりもしたのですが、このエピソード以降も「ここぞ!」というときに登場する、とても魅力的なサブキャラです。
謎解きとしても面白いエピソードですが、本作最大のポイントは清貴が「今宵は月がとても綺麗ですね」というセリフを口にしたこと。帯に描かれているイラスト&セリフは、そのあとに出てくるシーンなんですけど、この流れ…完璧すぎです(笑)。
さて。頭が『京都寺町…』モードになったところで、小説版の最新刊に取り掛かります(笑)。
☆余談
『京都寺町三条のホームズ』を読むたびに流れてくるのは、アニメ版の主題歌だったこちら。
僕が“和楽器バンド”に興味を持ったきっかけ、実は『京都寺町三条のホームズ』です(笑)。