本日も読み終えた1冊から。こちらも今月発売された新刊です。
葬送のフリーレン(5)
4巻後半から始まった魔法使い試験編(勝手に命名)で何気に不安だったのが、「ここから普通のバトル漫画になるんじゃなかろうか…」という点。異世界冒険作品でありながら穏やかで落ち着いた雰囲気を持っているところが好きな漫画なので、あんまり派手にドンパチやられるのはちょっとなぁ…と思っていたのですが、杞憂でした。
試験の方法ゆえに対人バトル・シーンは増えてはいるものの、あくまで物語やキャラの個性を描くための“手段”として使っている感じ。ド派手に描こうと思えばいくらでも描けるものを、あえてそうせず、第1巻からの世界観を維持し昇華させているところに、作家陣のセンスとプライドを感じます(笑)。
後世に読み継がれていく“名作”になるんじゃないかな、この作品は。