最近の我が家は別の意味で新刊ラッシュ。今日もカミさんから回ってきたマンガの話なぞ(笑)。
十月士也:『路地迷宮のロージー(1)(2)』
ウチにハシビロコウ・ブーム(笑)が発生したきっかけが、十月士也さんの『椎名くんの鳥獣百科』というマンガなのですが…
この漫画で十月さんの作風を気に入ったカミさんが、新シリーズ開始の報を知り買ってきたのが『路地迷宮のロージー』。
『椎名くんの…』は”動物博士”になるために日々奮闘する助教授と、彼を取り巻く超個性的なキャラクター&動物達とのふれあいを描いた現代劇ですが、本シリーズは主人公たちが住む世界に存在する“星空の路地”“開かずの路地”“木の路地”…といった不思議な“裏路地”の謎や秘密を解き明かしていく…という、異世界モノの冒険ファンタジー。
ファンタジーなので何でもアリな一方で、ミステリー小説的な要素があったり、登場人物たちの心理描写や彼らがその行為に至る源泉等には妙なリアリティもあるので、摩訶不思議な世界に身をゆだねてみたり深読みしてみたり…なんて感じで、いろんな角度から楽しめる作品だと思います。
ちなみに『椎名くんの…』は家族3人仲良くハマった(漫画にもハシビロコウにも…笑)のですが、本作は息子の中では「あまりピンとこない」という評価らしく。この漫画は夫婦間の行き来のみとなる予定です。