昨日、動画の裏話ネタを書いていたときに、「これまで楽曲や使用ギターといった“表方”のことはいっぱい書いてるけど、それを支えている“裏方”さんのことを書いてこなかったなぁ…」とふと思いまして。
そんなワケで、本日は僕のライブ動画の“裏方”さん達にスポットをあててみようと思います。
まずは、音源まわり…平たくいうとギター演奏で使用している“オケ”を担う機材たちから。
写真中央が「オケ」の心臓部であり、脳でもあるシーケンサー「QY700」。自動演奏機能と音源を搭載してるのに加えて、外部のMIDI機器も2台コントロールできたりもするスグレモノ。今から20年以上前の機材なんですけど、現役で頑張ってくれてます。
その下にある鍵盤は「QY700」にデータを入力したり、作曲時にコードボイシングを確認したりするときに使っているMIDIキーボード「PC200」。鍵盤はガンガン弾けるわけじゃないので、テンポを落としたり、それっぽく弾いてあとで「QY700」でエディットしたりして使ってます。
「QY700」の右側にあるラック・ケースには2台のMIDI音源が入っていて、いずれも「QY700」でコントロールしており、内部はこんな感じ。
一番上のハーフサイズの音源がコルグの「X5DR」。“オケ”のうち8割がたの音は「QY700」なんですけど、ここぞ!という存在感が欲しいときに使っています。
中段の音源がローランドの「M-OC1」。オーケストラで使用されている楽器類に特化している、ちょいと個性的な音源。ストリングスやブラス、打楽器の音はこの音源を使ってます。
下段は電源のディストリビューター。楽器周りの電源は全部ここからとってます。
音源の使用実例を、2つほど挙げてみると…
昨晩振り返りをやった『SUPPLICATIONS』の“オケ”で使用しているエレクトリック・ピアノの音は「QY700」+「X-5DR」、ストリングスの音は「QY700」+「M-OC1」の組み合わせ。
今年1月にアップした『時空を越えて~BEYOND THE TIME~』のイントロで使用している笛のような音は「X-5DR」、同じくイントロで登場するドラの音や楽曲全編で使用しているストリングス系サウンドは「M-OC1」です。
これら3台の楽器と、僕の足元にある…
ギターエフェクターからの出力を集約しているのが、ズームのデジタルレコーダーの「R16」。
ギターも音源群もステレオで出しているので、8つあるインプットが全て埋まってます(笑)。
単純に「音」だけを撮るのであれば、これで完結です。
一方、動画を撮るために使用している“裏方”さんはというと…
アップルのi phpneSE(第1世代)。以上です(笑)。スマホを抑えているクリップみたいなのはフレキシブル・タイプのスマホ・スタンドのアタマ部分を取り外したもの。その下の台は…
譜面台。「動画撮るんだったら、専用のスタンドくらい買えよ…」と言われそうですが、この組み合わせでできちゃったので、まぁ…いいかと(笑)。
さて。
昨年5月はとあるアナログな方法で“音”をスマホに拾わせていたのですが、音質面で問題があったので、ライン撮りできないか…と思い見つけたのが、このオーディオ・インターフェース。
ベリンガーのUCA222。「R16」のステレオアウトから、このインターフェースのインプットに接続しています。
ただ、このインターフェースはUSB変換しかできないので、i phoneのライトニング端子に接続する変換アダプターが必要になります。
アップルの変換アダプター「Lightning to USB3 Camera Adapter 」。この品名のとおり元々はデジカメと i phoneの接続を想定したアダプターなんですけど、色々調べてみたら“音”も変換できることがわかったので購入。余談ですが、このアダプターはアップルの純正品なんですけど、インターフェースよりこっちのほうが高かったという…(苦笑)。
話を戻して。インターフェースとアダプターを接続するとこんな感じになります。
動画撮影とインターフェースへの電源供給でスマホのバッテリーをガンガン消費するので、充電アダプターに接続したライトニングケーブルで電源を支援(笑)してます。
こんなふうに「音源群」と「スマホ」を接続しているのですが、「スマホ」に送られる“音”のモニタリングは、オーディオ・インターフェースのヘッドフォン・アウトに接続したヘッドフォンでやっています。
なんとなく想像がつくかと思いますが、接続と変換のオンパレードなのでライブ・レコーディング時の僕の足元は…
配線だらけ。ヘタに動くとケーブルたちが一斉に絡んでくるという…(笑)。
以上、動画に登場する花柄ギターを弾くまるっこい髭面のオッサンを支えてくれる“裏方”さんたちの紹介でした!
みんな、ありがと~ッ!