自宅ライブ・レコーディング反省会企画(?)、第2弾はこの曲!
NEO
■曲について
こちらは20代前半に作った曲でコンセプトは、ギターで弾く主旋律とその上下で一緒に動く副旋律がある曲を作ること。『NEO』を作る数年前にツイン・ギターによるインスト・バンドをやっていたことがあり、そのバンド用に「曲の最初から最後までギター2本でハモり続ける」というコンセプトの曲を作ったことがありまして。で、2本のハモリが出来たんなら3本でも行けるだろう…と、安直な理由でトライしてみました(笑)。副旋律で使用しているシンセは、ピッチ・ベンド等を使ってギター演奏の雰囲気にちょっとだけ近づけてます。
メイン・メロディー部は、正確無比なシンセが絶えずユニゾンorハーモニーでついてくるので、演奏を間違えるとそれが即バレするという恐ろしい曲でもあります(笑)。
■使用ギターについて
前述のとおり、演奏を間違うと即バレするという精神的負荷がかかる曲であることと、演奏中にトレモロ・アームを頻繁に使用するため、メイン・ギターであるIbanez:JEM-77FPを使用しています。
クリーン・トーンのカッティングはリア+センターのいわゆるハーフ・トーン。このキレのよい音は昔から気に入っていて、コード・カッティング時に一番使用する組み合わせです。
メイン・メロディーとEmコード一発のギター・ソロ前半ではリアピックアップ単体、コードが動くギター・ソロ後半ではフロントを使っているのですが、このあたりは…そのときの気分で決めてることの方が多いです(笑)。
ギター音色面ではちょっとアヤシイ雰囲気を演出したかったので、イントロのクリーン・トーンやギターソロ前で、アクの強い空間系エフェクターを使ってます。
■録画&録音について
ライブ…と称しておきながらこれに関しては4テイク撮り、テイク3を採用しました。明日反省会を催す予定(笑)の「情熱大陸」のカバーや昨日紹介した「HIGH FIVE」がテイク1でイケた勢いで、この曲もテイク1の出来が結構よくて(自画自賛)、撮ってる最中に「今回は全曲テイク1でいけるかもしれないッ!」なんて思っていたのですが、あと十数秒でエンディング…というタイミングでオケを鳴らしているシーケンサーQY700の不具合で、オケの音が一瞬消えるというトラブルが発生してテイク1、あえなくボツ(泣)。
弾き終わりまであと十数秒というところで、まさかのハプニングで(…古い機材に頑張ってもらっているので、仕方ないことなのですが…)ボツになるという精神的なショックが大きく、続くテイク2は最初のコードカッティングでつまずいて即ボツ。テイク3・テイク4でようやく精神的に持ち直して、聴き比べた結果、勢いのあるこのテイク3を採用しました。
ちなみに例のウルトラマン・ネクタイをつけて演奏した曲としてはこれが最後になるのですが、その理由は、この曲のリテイクで汗だくになったから。未練がましい自画自賛ですが、あのテイク1は、ホントよくできてたんだよなぁ…(泣)。