detail of JEM-77FP ~NECK~ | jakeのブログ 

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いろんなキャラをこなしながら日々思ったこと・感じたことなんかを書いてみます。

本日は好評(?)愛機バカネタ(笑)。昨日・一昨日の動画でも活躍してくれた…

 

 

 

 

メイン・ギターIbanez:JEM-77FPの、「ネック」について書いてみます。ボディとは異なり、普段は演奏者にしか見えないところなので、ちょいとマニアックな目線かも…(笑)

 

【Neck:1pc. Maple / Neck type:JEM】


ネック材はメイプル。ボディ材と同じくらいネック材についても無頓着ですし、セミ・アコの除く所有するすべてのエレキ・ギターがメイプルなので「あぁ、そうですか」という感じですが…(苦笑)
 

演奏者にしか見えない隠れたオシャレ感のある“トラ目”と、ネックの木地を感じられるサテンフィニッシュ(塗装)は、メチャクチャ気に入ってます。

 

Ibanezのネックというとウイザードネックに代表されるような「薄い」「平ぺったい」というイメージがあるかと思いますが、このJEMのネックは、薄すぎず・厚すぎず…といった標準的な厚みのカマボコ型なので、とても握りやすいですし長時間弾いていてもストレスになりません。

 

唯一の難点は、湿気が多い日はネックの触り心地もとても湿気った感じになること。なので梅雨の時期は入念に磨いてからじゃないと弾けたもんじゃないという…。

 

先ほど書いたとおり“紅ジャケ”や“Clopper Classic”といったギター達のネックも“JEM”同様にサテン・フィニッシュなのですが、こんなふうに梅雨時期に湿気った感触になるのは“JEM”だけ。使用している塗料が違うのかな…なんて思ったりもするのですが、確実なところはわかりません。

 

「ネックが湿気った感触になる」なんて書くと、その湿気の影響でネックの“反り”や“ねじれ”といったトラブルが生じるのでは…?と思われそうですし、僕自身もJEMを入手して最初に迎えた梅雨の時期に、この症状を見つけた(体感した)ときにはもの凄く焦ったのですが、今日までネックまわりでトラブルらしいトラブル発生していません。

 

そんなワケでトラスロッド・カバーを外して…

 

トラスロッドをいじったことがあるのは…

 

この28年間の間に片手で数える程度。それだって「なんとなく調整っぽいことをした」という程度しか回してません。今回、撮影のためにトラスロッド・カバーをはずしたのですが、普段このカバーを外すのはヘッドを徹底的に磨きたいときくらいなので、久々にこの状態を見ました。

 

 

 

ところでJEMのヘッドは弦のテンションを稼ぐために角度をつけてあるのですが…

 


このヘッド部分はご覧のとおり…

1本の木から削り出して作られたものではなく、写真のような「スカーフジョイント」と呼ばれる構造になっています。この構造が用いられる背景は諸説あるようですが、1本の木から削りだしてヘッドに角度をつけてしまうと、木目がネックとヘッドで連続せずに木材の強度を保てなくなるため、このような構造を持たせた…という説が一番有名じゃないかと思います。

 

さてこの「ジョイント」部分、このように写真でみると「継ぎ目」がくっきり見えるですが、これは長年の使用による汚れ…も否定しませんが、実は演奏に支障がない程度ではあるものの若干の段差があります。購入時にはさほど気にならなかったので、使い続けていくうちに発生したのだと思われます。(あるいは購入時からあったけど鈍感なので気にしてなかったか…苦笑)

もっとも、同じ木から作っているワケではないので、それぞれの材の性質でこういう差ができちゃうのは仕方がないかな…と思っていますし、先ほど書いたとおり演奏にはさして支障がないのでクレームをつける気もありません(笑)

 

ちなみにネックの色ですが、入手したときはヘッド裏のような、もうちょっと明るい色だったんですよね…。長年の使用により、いい感じにヴィンテージ感が出てきました(笑)。

 

 

ネックの話からそれますが、「裏側」つながりで(笑)、ヘッドの裏側についても少し書いてみましょう…。

こちらはヘッド裏の写真。先ほど書いたとおり、新品時はネックもこんな感じの色でした。ネックのように常時触るわけではないので、時間相応の変色はしているものの購入当初の雰囲気を残している数少ない部分ですね…。

 

ここに装着している6角レンチセットは、別途購入して自分でつけたもの。この4本でJEMに使用されている六角穴ボルトの“ほぼ”すべてに対応できるので、日常のメンテナンス時にはとても重宝しています。

ただ、これを取り付けるときに、ヘッド裏に固定するネジが折れててしまいまして…(泣)。遠目からはわかりにくいのですが、よくみると…

 

折れたネジがささったままです。普段は6角レンチで見えないですし、今は気にもならないのですが最初はショックでしたね…(苦笑)

 

 

はい。最初の写真に戻ってきたところで、普段は演奏者側にしか見えない部分に関するお話は、これにて終了!

 

次回の「detail of JEM」では表側の「指板」について書く予定です。