新型コロナウイルス感染症の感染が日を追うごとに広がる緊急事態でもなお、満員電車を利用して“定時”にその場にいることを彼ら・彼女らに求めているのは、会社や学校や本人だけなんだろうか?
世の中に飛び交うのは「ルールは守って当たり前!」「時間にルーズな奴はマトモじゃない!」「タイム・イズ・マネー!」という言葉と同じくらい、「いつもこの時間に開いてるじゃん!」「営業するからには、いつものサービスを!」「いつも、ここの珈琲を飲むのが楽しみなんだよね」なんて言葉も飛び交う。
他人事ではない。僕だって「いつもの…」を口にしてしまう、ひとりだ。
そんな“いつもの”という世間の“願い”…いや…“強制”に応えるために、今日も満員電車に乗っている人がたくさんいるのかもしれない。
そう考えたら「こういうときくらい、満員電車を避ければいいのに!」なんて…安易に言えない。
そもそも通勤・通学時の満員電車に好んで乗るという人は…そんなにいないよなぁ…。