「猫キュー」の話は今回が最後。正直なところ、書き始めたときは第4話までいくとは思ってませんでした…(笑)。
そんなこんなで「CAT-2」に決めたまではよいものの、5本ある中から1本、何を基準に選べばよいものか…と思っていたところ、スタッフさんが「せっかくお店まで来ているのですから、実際に握って一番しっくりくるのを選んでいってください」と、5本すべてのキューを組み立たうえで「重さも微妙に異なるから…」と“はかり”で重量を計測して、重さを基準にして並べてくれました。
そもそも店に行こうと思った理由は「実際に触って選びたい」から。緊張のあまり、すっかり忘れてた当初の目的を、スタッフさんが叶えてくれました(笑)。
5本の「猫キュー」には、いずれも“19.5oz”の表記があるのですが、そこはやはり天然素材製品。“はかり”の数値でみると0.0ⅹ~0.1ⅹ程度のバラつきがありました。もっとも“手にした感覚”ではその数値の違いはわかりませんでしたが…(苦笑)。
重さと握った感触、あとはせっかくの“ローズウッド”なので木目の美しさ(見た目かい!)等も考慮して最終的に選んだのは一番重たいもので、記憶が確かなら19.6ⅹoz。当時、ビリヤード連盟の仲間からショット時のパワー不足を指摘されていたこともあって、キューの重さである程度パワーが補えるのでは…という素人考えからです(実際にどこまで影響があるのか、僕の腕ではわかりません…)。
購入する1本が決まってからは、後々のメンテナンスの話や第1話で書いたようなシャフトの交換が可能といったことなどを説明を聞いてからお支払を済ませて退店。
そのままカシオペア3rdのライブに向かったので、実際に「猫キュー」使用したのはその翌日。その日のブログでも書いているのですが、「猫」らしくとても気まぐれなところがありまして…って、正確には自分の腕の問題なのですが…とにかく、それまで使用してきたキューと勝手の違いに苦労し、毎回振り回されっぱなしで…って、これまた自分の腕の問題なのですが…一時は「買替なんて早すぎたんじゃないか…?」なんてことも思いました(苦笑)。
そんな時にアタマをよぎるのが購入時にスタッフさんが言っていた厳しいけどまっとうな、次の助言。
「キューを買い替えたからって、上手くなるわけじゃありません。でも、買替たことでモチベーションは上がりますから、撞く回数も増えると思いますよ…。」
そう。これは趣味に限った話ではないでしょうけど、何かを継続できるか否かって、モチベーションの維持と場数(+それによって得られる上達)なんですよね…。
そんな助言を信じて浮気することなく「猫キュー」を使って1年。最近になって、ようやく“気まぐれ”に惑わされる回数が減ってきました(笑)。
来年の12月には「猫キューを使いこなせるようになった!」なんて書きたいですね…。