言ってはいけない 残酷すぎる真実 / 橘 玲 | jakeのブログ 

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いろんなキャラをこなしながら日々思ったこと・感じたことなんかを書いてみます。

本日も、読了した1冊から。

橘 玲・著「言ってはいけない 残酷すぎる真実」

 

刊行当時「気になるような…気にならないような…」と何度も書店の陳列棚から出してみたものの、結局買わなかった1冊。今年に入って続編も出たところでなんとなく読んでみる気になり、購入してみました。

 

 

本書に書かれていることは、誰もが心のどこかで「認めなくないけど、でも、そうかもしれない…」と漠然と思いつつも口にするのは憚られることだと思います。

 

そんな「認めなくないけど、でも、そうかもしれない…」を裏付けるデータ付きで容赦なく“真実”として書籍でリリースしたところが本書のすごいところであり、世の中にウケた理由なんだろう…とは思ったのですが、正直なところ腑に落ちる感じはなかった。

 

別に“いい子”ぶる気はなく、本書に書いてあることは僕自身も「認めなくないけど、でも、そうかもしれない…」と心の片隅で思っていたことだし、それを裏付けるデータを「これでもか!」ってな勢いで提示されるとそういうものなのかなぁ…と思ったのですが、それでもなお、読了後に残ったのは「これをすべて“真実”として受け入れて、いいのか?」という疑問。

 

“なぜ?”

 

“遺伝だから。”

 

で、いいのかなって。

 

この本は2017年に新書大賞を受賞するベストセラーになったそうですが、ベストセラーに押し上げるほど読んだ多くの皆さんのうち本書の説に、心の底から納得されている方って、どのくらいいるんでしょう…。