本日も、GW中に読んだ本から。
福岡伸一著:「生物と無生物のあいだ」。
「生物とは何か?」を著者の専攻である分子生物学の見地から考察していく1冊です。女優の蒼井優さんが本書を絶賛し、何度も読み直している愛読書の1つだ…なんてことを話していた記憶があり、「女優さんがハマる学術書って、どんなのだろう?」という興味から、手にしてみました。
前述のとおり、分子生物学の見地から「生物とは何か?」を考察していく本なのですが、学術的な説明だけでなく、著者の研究者としての来歴(これが詩的かつ洒落っ気のある文章なので、良い意味で気楽に読めます)や分子生物学の歴史などについても書かれてあるため(ミステリー小説か?と思えるような文章もあり、これまた良い意味で気楽に読めます)、分子生物学とは無縁の僕にも、楽しく読める本でした。
高校の授業をこんな感じでやられたら、もっと生物に興味をもったかもしれません…(笑)。
読書内容に極度の偏りがある僕にとっては、とてもいい刺激になる本だったので、時間を空けて、また読んでみたいと思います。
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生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)
799円
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