読了した1冊から。
望月麻衣さんの『わが家は祇園の拝み屋さん』第8巻。
物語としては第7巻で綺麗に区切りが付いていたので、シリーズ『続行』の決定は、期待半分・不安半分というのが正直なところ。
「終わりどころを逃してずるずると…なんてことにならなければいいんだけど…」などという、プロに対して失礼極まりないなことを心配していたのですが…。
ホント、一瞬でも不安視して申し訳ございませんでしたッ(反省)!。
これまで披露された幾多のエピソードにより、じっくり成熟された世界観やキャラクターの成長があるからこそ誕生した『新章』の幕開けとなる第8巻。
作者・望月さんのブログで、第8巻は『若き陰陽師たちの甘切ないアオハル』なんて表現されていたのですが、なにせこの物語は7巻にも及ぶ裏付けがあるので、『アオハル』メインの物語であってもキャラクター達の行動や言動に、とても説得力があります。
アオハルを当の昔に卒業した僕としては(笑)、それなりにくすぐったい思いもするワケですが、同時に懐かしくもあり(若い頃の記憶は美化されることが多い…笑)、自分や親戚の子を見守るような気持ちもあり(笑)…ってな感じで、楽しく読み終えました。
『新章』の今後に、期待です!
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