先日読み終えた1冊から。
望月麻衣さんの『続・京都烏丸御池のお祓い本舗』。昨年10月に刊行された『京都烏丸御池のお祓い本舗』の第2巻なのですが、『京都寺町三条のホームズ』や『わが家は祇園の拝み屋さん』のように“②”ではなく、“続”となっているのは、この巻で一区切り…という望月さんの意思によるものだそうです…。
さておき。
タイトルの「お祓い」であったり、帯にある「京都の不思議」「前世」「あやかしストーリー」といったキーワードから推察されるとおりの物語なので、系列(?)としては、『わが家は祇園の…』に近いかと思いますが、登場人物の平均年齢はこちらの方がやや高めで(笑)、全体的にコメディー・タッチな要素が強いです。
しかしながら、単なるコメディーではなく「ここぞ!」というときには、ビシッとシリアスな雰囲気もあり、そのギャップが本シリーズの特徴のように思います。
個人的には、こういうギャップのある物語が大好きで、続編が決まったときはとても嬉しかったのですが、残念ながら…本作で一区切り。でも、期待通りのエンディング…イヤ、他の望月作品からの大物ゲスト出演が豪華すぎて、期待以上のエンディングだったので、満足しています。
が…。
3人のその後の活躍をもっと読みたいなぁ…と思っていたら…。
どうやら、その後の活躍を期待していいみたいです。
やったね!
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続・京都烏丸御池のお祓い本舗 (双葉文庫)
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