ガラにもなく、シリアスな話が続いたので、今回は「え!そんなコンテストがあるの?」なんて驚きつつも、ちょっぴり感動したコンテストの話を。
そのコンテストの名は、『 全日本マイクケーブル8の字巻きコンテスト 』。
今月9日に千葉の幕張メッセで行われたもので、今回が第2回の開催なのだとか。
機器同士の接続に欠かせない“マイク・ケーブル”を、早く美しく、なおかつ、次に使いやすい状態にしておくための技術が“8の字巻き”。
音響(又は接続を要する楽器)に携わる者に真っ先に仕込まれるであろう基本技術で、僕自身も大学生の頃にアルバイト先(後の就職先)だった楽器店や、学校の軽音楽部で先輩から仕込まれました(^^)。
音響の仕事というのは、いわゆる裏方で縁の下の力持ち。よほどのことがない限り多くの人の前に、その姿や作業の様子を見せることはないと思いますし、“早く美しく、なおかつ、次に使いやすい状態にしておくための技術”といえども、ケーブルを巻いている姿というのは傍から見ればかなり、地味(^^;)。
でも、普段縁の下の力持ちとして活躍している裏方さんの基本技術にスポットを当てて、“コンテスト”にしてしまう発想が、素晴らしい!HPに公開されていた写真でも、受賞された皆さん、非常にいい表情されていて、企画として大成功だったんじゃないかな…。
こういう企画は、ぜひ継続してほしいです(^^)。
ちなみに…その①
使用時に解きやすい“8の字巻き”ですが、ほどき方(ほどく向き)を間違うと、巻いた分だけ結び目ができて、却って手間がかかる…という悲しい思いをします。経験者談です…(^^;)。
ちなみに…その②
どこで読んだかを失念してしまったのですが、“8の字巻き”は巻くときにケーブルに“ひねり”を入れることで負荷がかかってしまうため、「解きやすいけれどあえて“8の字巻き”をやらない・推奨しない」という方もいるそうです。
ちなみに…その③
僕は“8の字巻き”に慣れてしまっているので、ケーブル以外のもの…例えば荷造り用ロープやホースなども“8の字巻き”で巻きます。逆に、「普通に巻いて頂戴!」といわれると、パニックになります…(^^;)。