VINTAGE 2002 / CASIOPEA | jakeのブログ 

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いろんなキャラをこなしながら日々思ったこと・感じたことなんかを書いてみます。

先日の『LIGHT UP』でふれた、ダブルネック・ギターの話に絡めて、我がささやかなコレクションから、この1枚をピックアップ。


カシオペアが2003年にリリースしたライブ映像作品『VINTAGE 2002』。

この作品は、2002年のウィンター・ツアーの赤坂BLITZ公演を収録したもので、サックス奏者の本多俊之さんがゲストで参加しています。

セットリストは、この年の夏にリリースされたアルバム『INSPIRE』の楽曲を中心に、第2期でも比較的新しいアルバムからの楽曲が多い印象があります。


先日のブログで触れたフレットレス+フレッテッドのダブルネック・ギターが登場するのはライブ中盤で披露されている“ヴィンテージ・メドレー”。

「メドレー内にフレットレスを使用する曲があるから、このギターを使っているのか、このダブルネック・ギターがあるからメドレーの中にフレットレスを使用する曲を組み込んだのかは、わかりませんが(個人的には、後者のような気がします)、デビュー・アルバム(1979年『CASIOPEA』)のオープニング曲である「TIME LIMIT」から2001年リリースの『MAIN GATE』のオープニング曲である「THE GATE OPEN」までの全12曲のメドレーを、ダブルネック・ギターを駆使して演奏しきってしまう姿は、何度観ても圧巻です。

また、特典収録インタビューでは、このギターに対する“思い”を野呂さんが熱く(?)語っておられるのですが、“やっぱり、そうですか…”という感じで、笑えました(^^;)。

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余談①
このライブ作品、カシオペアが他アーティストの楽曲(本多俊之さんの「BAGUS」とチック・コリアの「CAPTAIN SENSOR MOUSE」)を演奏している珍しいシーンを観ることができたり、各楽器の演奏をクローズアップした特典映像が収録されていたりという、少々マニアックな楽しみもあります。

余談②
カシオペアのメドレーといえば、オーストラリア・メルボルンでのライブを収録した『WE WANT MORE』では全10曲からなる“タイムカプセル・メドレー”を、20周年記念ライブ・アルバム『20th』では過去にリリースした全アルバムから(!)1曲ずつピックアップした全20曲からなる“フラッシュ・バック・メドレー”を聴くことができます。

この過去曲のメドレーは、カシオペアのライブの言わば名物企画で、僕も頻繁にライブを観にいっていたときは、そのメドレーを楽しみにしていた1人だったのですが、後に野呂さんが「過去の楽曲に縛られるのが辛かった…」という主旨の発言をされている記事を目にしたことがあり(これが活動休止宣言の一因でもあったようです)、そこから察すると、ご本人にとっては非常にジレンマを抱えた企画でもあったんだろうな…なんて思い、そういう目でメドレーを見る(聴く)と、少々複雑な気持ちになったりします(^^;)。
過去作品と現在進行の作品とのバランスというのは、カシオペアに限らず、長きに渡って活躍しているバンド(ミュージシャン)には、必ず付きまとうジレンマなのでしょうね…。