※さんざん利用しておいて魔物扱いってのもどうかと思いますが、このサイトはホント危険だよね…^^;)
青紀ひかりさんの2ndアルバム『Charlotte Street』。
1Stの“打ち込み”サウンド&クラブ系アレンジから一転、このアルバムでは生バンドがバックを支えており、彼女のルーツである“ジャズ”色がイッキに濃くなっています。本作以降、その方向性もサポートするバンド・メンバーも同じということから考えると、この2作目というのは、その後の音楽活動に大きな意味のある作品なのかもしれませんね。
最初に聴いたサウンドがそうだったから耳に馴染んでいる…という部分を差っぴいても、彼女のヴォーカルには生バンド編成の方がマッチしているように思うし聴いててとてもリラックスできて、会社帰りに車で聴くといい感じにクールダウンできます(^^)。
個人的には「Feel Like Making Love」「Englishman In New York」という僕が大好きな曲のカバーが聴けるのが、とてもうれしかった!実のところ、2ndの『Charlotte Street』は彼女のヴォーカルで、この2曲を聴いてみたい…というのが一番の購入動機だったのですが(今出ている作品をコンプリートしたいというコレクター的な面も否定できませんが)、いずれも期待通り…いや、それ以上に格好よくて、もちろん他の収録曲も素晴らしいのですが、この2曲が聴けただけでも購入した価値があったというものです(^^)。
この中でも、特に興味深かったのが「Englishman In New York」のアレンジ。スティングの楽曲の中でも大好きな1曲で、自身のバンドでもカバーしたことがあるのですが、この曲の大きな特徴はハープ系・またはヴァイオリンのピッチカートのようなサウンドで奏でられる『 Em → A →Bm 』というシンプルなマイナー系のコード進行のリピートで構成されていること。(中間に出てくるブリッジを除く)
僕は、この特徴こそがこの曲をこの曲たらしめているのだ…と思い込んでいたので、本作のコード進行には…やられました。最初こそ「え!そういうコード進行しちゃうんだ…」なんて違和感を覚えましたが、今ではもう病みつき。
この1か月のうちに全作品が揃って4作を行ったり来たりしながら聴いているのですが、どの作品も聴いてて気持ちいい!
理屈っぽいことヌキに(そのくせ先ほどのようにアレンジを気にしちゃうときもありますが…^^;)「この音楽、いいなぁ…」と素直に思えるものばかりでした。
こうなると、次はやはりライブで聴いてみたくなりますね…。
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