新谷かおるさん作:『クリスティ・ロンドンマッシブ』の4巻!
この作品の前身『クリスティ・ハイテンション』(全7巻)は何らの形でドイル作品の要素を取り入れていた物語が大半だったのですが、『~ロンドンマッシブ』シリーズになってからは、新谷さんオリジナルの要素がかなり前面に出てきており、この4巻に至ってはついにホームズが出てこないという…(^^;)。
でも、ドイル作品のエッセンス…19世紀~20世紀初頭ならではの雰囲気だったり当時の国際情勢や史実・伝説・文化をモチーフにしながら新たな物語を創出していく姿勢など…は踏襲されていますし、なにより偉大なる叔父(シャーロック・ホームズ)ばりの、クリスティの頭のキレの良さや抜群の行動力、チャーミングさ、彼女を取り巻く個性的なキャラクターのはじけっぷりがとにかく面白く、この巻も最後まで楽しくイッキ読みしちゃいました(^^)。
この巻後半の物語には、新たな展開を示すようなエピソードもあり、興味と期待を思い切り煽られたのですが、次巻のリリースは、このペースだと1年後…なんですよねぇ…。
う~む、この“間”がツライなぁ…(^^:)。
あの、欲望の暴走(^^;)から待つこと数か月…。待望の新刊が発売されました!