初めての場所かつすれ違いもままならぬ狭い道で、歩行者や自転車多数(しかも容赦なく車の前を横切っていく…--;)な上に、現地ナンバーの車や原付は容赦なく走行する…なんて状況の下、冷や汗かきながら到着しました。
この場所の訪問はカミさんのリクエスト。以前テレビニュースでみたそうなのですが、ここの「法堂」にある天井画が気になっていたそうです。(写真に写っている後姿の女性はカミさんではありません。念のため。)
俵谷宗達:画による国宝『風神・雷神図』まで撮影OKとはっ!…と思いきや、こちらは複製。本物は京都国立博物館に寄託されているそうです。
最新技術恐るべし!って感じですか。「複製」の注釈がなければ、僕のような素人はまったく気がつかないでしょうねぇ…(^^;)。
庭園も惚れ惚れするほど美しい。こういう「あえて置かない」空間の使い方ってのは、日本独自の感性なんでしょうかね…。
お目当ての『法堂』にある天井画。高い天井いっぱいに描かれた『双龍図』は圧巻!しばし呆然としてしまいました。
天井との距離感をなんとか表現すべく撮影してみましたが、我がガラケ~搭載のカメラではこれが限界(^^;)。非常に居心地のいい空間で、ついつい長居してしまいました。
『法堂』から重要文化財に指定されている『方丈』を撮影。さきほどの「襖絵」や「庭園」はここにあります。
『方丈』の一室から、庭園・法堂を撮影。これは外国人観光客の方が撮影しようとしていたアングルをまねたもの。最初、その方の撮影風景を見たときは、室内の襖絵との『自撮』をしているのだと勘違いしており、カミさんに「そこ、写真の邪魔してるよ…(--;)」と言われるまで廊下にぼ~っと突っ立って撮影妨害してました…(^^;)。
ここの庭園の美しさは、長時間見ても全然飽きがこないですね。晴天とのコントラストで、より美しく感じました。
もうね…「ずっとここに居たい」って気になります…(^^)。
こちらは茶室『東陽坊』。秀吉が催した「北野大茶湯」のときに使用されたのだとか!
名称を失念してしまいました…(--;)。となりの紅葉した木との雰囲気が、すごくよかった!
「また庭?」って感じですが、ここの「庭」はどこも、ホント綺麗なんです。なんか落ち着きマス。
「○△□乃庭」。非常に有名な庭で、○△□は宇宙の根源的な形態を示したものだそうです。先ほどの窓が○や□だったのも、同様の理由からなのだとか。しかし、なんて読むんでしょうね…(^^;)。そのままなのかな…?
建仁寺は、今回の旅の中でも、特に居心地の良さを感じて、ついつい予定よりも長居してしまいました。なんか、京都にハマる人の気持ちがわかったような気がします…。
「まだここにいたい!」という気持ちもありましたが、これ以上長居すると後ろの予定が…ってなことで、少々後ろ髪をひかれる思いを感じつつ、建仁寺を後にしました。
〔続く〕