「バスカヴィル家の犬」に関するささやかな思い出については、ずいぶん前にも書いたことがあるのですが、ホームズに興味を持って最初に読んだ物語。
これをきっかけに新潮文庫から出版されている「バスカヴィル家の犬」を除く全作品を購入し(当時は本屋でバイトしていたので、在庫でもっているものは当日全て買い占め、在庫にないものは補充ともども即注文しました)、片っ端から読み、そこから様々なパスティーシュや研究本へと拡大していったのですが、最近ふと原点回帰じゃないですけど、「コナン・ドイル:作のホームズ物語を読み直したいなぁ…」なんてことを思いまして。
「じゃ、思い出深き1作である“”バスカヴィル家の犬”でも…」と思ったときに、ふと「そういえば延原さん訳による“バスカヴィル家の犬”って持っていないなぁ…」と。
じゃ、この機会に延原さんの翻訳で揃えてみるか…なんて、早い話がコレクション感覚で購入した次第(^^;)。
そんな底の浅い理由で、結果として我が家には「バスカヴィル家の犬」が3バージョン存在することになりましたが、延原さんといえば日本で初めてホームズ物語の全物語を翻訳した方で、まさに日本語版ホームズの先駆者!
そんな先駆者の名訳による物語を、じっくり愉しみたいと思います。
今さらながら、新潮文庫のコナン・ドイル:著/延原謙:訳による「バスカヴィル家の犬」を購入しました。