エレアコ×エフェクターの第3弾。前回の続きで
・演奏する音楽のジャンルやその編成を考慮する。
・自分の演奏上の癖を把握しておく。
についてです。
・演奏する音楽のジャンルやその編成を考慮する。
例えば、バラードを演奏しようという場合に、ロックやブルースで聴かれるようなロー~ミドルを強調した粗々しいサウンドはそぐわないし、反対に、勢いでガツン!と行きたいときに、ハイを強調した繊細な音では迫力がなくて演奏者としても燃えない(^^;)。いくら好みの音でも、「この曲でその音はどうなの?」という違和感を感じさせてしまう音を使うのは避けたいので、演奏する楽曲は(楽器の特性をスポイルしない範囲で)意識しています。
自分好みの音…いわゆる「これがオレの音だ!」というのも非常に大事だと思うのですが、僕は「楽曲には、その楽曲が求めている音がある」と考えているので、音作りのときには、その「オレの音」と「楽器の特性」と「楽曲が求めている音」とが自分の中でうまく噛み合うポイントを探すよう意識しています。
編成に関しては、今だとアコギをメインで使用するユニットはアコギ・デュオの“お気軽GIG”。ギター2本の編成で音域が音域も音質も完全に被るユニットなので、メロディー(単音)を弾くときに相方の出すコード(和音)に埋もれないよう、音の存在感を出す工夫を施しています(反対にこちらがコードを弾くときは相方のソロをかき消さないよう気を付けています)。
・自分の演奏上の癖を把握しておく。
これは、打ち明けるには少々情けないアプローチなのですが、アコギに持ち変えるとピッキングの強弱のムラがモロに出てしまい聞き苦しいサウンドになることがありまして…。それを自覚してるなら練習しろよって話なのですが長年のクセというのは、そう簡単に抜けるものではなく…ということで、エフェクターでピッキングのムラを補正しています。ただ、やりすぎると微妙なニュアンスなんかも消えて没個性化してしまうので、「そういえばかかってるかな…」という程度にとどめています。そのうち、補正なんかいらね~ぜ!と言える日がくる…かな(^^;;)
つらつらと書いてきた音作りの心がけを具体化するアイテムについては、またの機会に。